新番組でパクリ&パワハラ疑惑 フジテレビで問題続出の特殊背景 | FRIDAYデジタル

新番組でパクリ&パワハラ疑惑 フジテレビで問題続出の特殊背景

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14年の年末。『南海キャンディーズ』の山里亮太(左)と合コンに参加した田中。残念ながら「収穫」はなく悔しげに空を見上げる

テレビ局にとって、番組の企画は制作の要だ。

「金の卵を生み出す鶏と同じです。時代を読み込んだ秀逸な企画なら、番組化されれば必ず高視聴率をゲットできます。ドラマもバラエティーも企画次第です。その多くは、優秀なクリエイターを抱える制作会社から各局の編成部に持ち込まれます」(広告代理店幹部)

この番組企画書を巡って、明暗を分けることになったのがテレビ朝日とフジテレビだ。

連日のように制作会社のプロデューサーや演出陣らが、企画書を手に行列を成しているのが東京・六本木にあるテレ朝の総合編成部。その理由は、23年の歴史を誇る木曜午後8時のドラマ枠『木曜ミステリー』を終了することを公表したからだという。上川隆也主演のドラマ『遺留捜査』第7シーズンを最後に、10月から新たなバラエティー枠が編成される。

「『木ミス』と言えば『科捜研の女』、『警視庁・捜査一課長』、『京都迷宮案内』など数々の名作を放送してきたテレ朝が誇るドラマ枠でした。敢えて終了させる最大の理由は、視聴者層の若返りです。『木ミス』の主な視聴者層は5070代。それを、スポンサー受けの良いコア層(1349歳)に変えていきたいのでしょう。テレ朝は、局の目玉となる攻めるバラエティー番組企画書を待ち望んでいます。各制作会社も目の色を変えているんです」(制作会社幹部)

〈こんな悲しいことある?〉

テレ朝に良質の企画が集中しているため、あおりを受けているのがフジだとか。

「『これは!』という素晴らしい企画書が集まらないんです。持ち込まれるのはどこかで見たり、YouTubeをマネたようなプランが多くなっています」(同前)

優秀な番組企画書が集まらない結果、トラブルも起きている。4月から始まった、『アンガールズ』田中卓志がMCを務める『呼び出し先生タナカ』を巡る「パクリ疑惑」だ。同社で4年前に終了した伝説の人気バラエティー番組『めちゃ× イケてるッ!』の「抜き打ち期末テスト企画」と、ほとんど同じ内容。『めちゃイケ』に出演していた『ナインティナイン』の岡村隆史は、自身のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でこう苦言をていした。

別に田中くんは何も悪くないよ。(『めちゃイケ』のスタッフは)どう思って番組作ってるのか。オレとか(『よゐこ』)濱口(優)とかの顔はまったく浮かばへんかったのかなと思ってさ。こんな悲しいことある? 他のメンバーもどう思ってるのかな〉

『ダウンタウン』の松本人志も、フジの『人志松本の酒のつまみになる話』で次のように批判している。

世間で有名ですよ、あの番組。『パクリ番組』だって〉

民放キー局の他局社員が声を潜める。

「『めちゃイケ』のレギュラーだった岡村さんや『極楽とんぼ』の加藤浩次さん、濱口さんらは、良い感情は抱いていません。自局で人気だったコーナー企画を抜粋して新番組を構成するなんて、通常ありえませんから」

『呼び出し先生タナカ』が高視聴率を取っているなら、まだ救いもあるのだが……

「4月24日の初回は世帯視聴率6.2%。5月15日が5.3%、22日は4.6%。6月5日が5.8%、6月124.5%と、同じ時間帯の他局番組の半分以下。視聴率も『呼び出し』レベルです」(制作関係者)

フジに秀逸な企画書が集まらない負の連鎖が、さらなるマイナスを呼び込んでいる。騒動となっているのが、『バイキング』のあと枠に始まった情報番組『ポップUP!』内でのパワハラ疑惑だ。『週刊文春』(6月9日発売)が、詳細を報じている。

「同社の局員で同番組のチーフプロデューサーX氏が、優位な立場を利用し制作会社のアシスタントプロデューサーA氏にLINEなどを使っていじめにも等しいパワハラをしたと言われています。『週刊文春』によると、A氏は二度も自殺未遂をしたというから事態は深刻でしょう。遠因は番組の低視聴率からくる士気の低下ですよ。プレッシャーを感じたX氏が、ストレスをパワハラで解消していたのかもしれません」(同前)

フジの新番組を巡っては、スタート前から不安の声が上がっていたという。

「負のスパイラルです。視聴率が取れないからスポンサーが付かない。スポンサーがいないから制作費が安い。製作費が安いから人件費が出ない……。シワ寄せは下請けの制作会社に回って来ます。だったら、企画は他局に持っていこうと制作会社が考えてもおかしくありません」(他局社員)

フジの悩みはしばらく続きそうだ。

  • 撮影山田宏次郎

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