「レベルは格段に上がっている」宮里藍が明かす“黄金世代”の評価 | FRIDAYデジタル

「レベルは格段に上がっている」宮里藍が明かす“黄金世代”の評価

渋野日向子、稲見萌寧、小祝さくら……次世代を担うヒロイン候補の実力を、ゴルフ界のレジェンドはどう見ているのか

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優勝した山下美夢有(右)とともにトロフィーを掲げる宮里藍。大会期間中にはアマチュア選手との座談会や、コースセッティングとピンポジションの設定なども積極的に行った

「海外の試合に出られるチャンスがあるなら挑戦してくれるといい。私のころに比べても、日本の選手たちのレベルはすごく上がっていると思います」

6月9日~12日にかけて、元女子プロゴルファーの宮里藍(36)が大会アンバサダーを務める『宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』が開催された。優勝したのは‛01年生まれの“新世紀世代”と呼ばれる20歳の山下美夢有(みゆう)。最終日に4打差をひっくり返し、逆転優勝でツアー3勝目を手にした。

大会前と終了後に会見を開いた宮里。近年台頭する若手ゴルファーへ、冒頭のように思いを語った。

「今の若い選手たちの活躍は、すごく面白いと思ってみています。西郷さん(真央・20)みたいに勢いそのままに開幕から10戦で5勝と強さを見せつける選手の存在は、他の選手にとっても刺激になります。(昨季賞金女王の)稲見萌寧さん(22)もそうですし、しっかり自分のゴルフをして勝つ選手もいます。いろいろなタイプの選手がいて、見ていて面白いです」

米ツアーを主戦場にし、世界ランキング1位になったこともある宮里は、次世代を担う若手にも積極的に海外挑戦を勧める。

「海外に出ると時差や移動距離などで、ゴルフとは違う難しさが出てきます。とはいえ、そんな中でも多くの選手がグリーン上でしっかりとボールを止められますし、タテ距離の感覚も私たちの頃よりワンランク上がっていると思います。飛距離が伸びているのもそうです」

その上で優勝した山下についてはこう評していた。

「美夢有ちゃんは、まだ飛距離が飛ぶ方だと思うのですが、難しいコンディションの大会の時にどれだけ自分の武器を出せるかが重要になってくると思います。大会最終日のプレーを見ると、グリーンが思った以上に硬くなったにもかかわらずしっかりボールを止めれていましたし、マネジメントも最後まで徹していてました。本人は『ショートゲームが今後の課題』と言ってましたけど、まだまだ伸びしろがある選手。これから5年、10年後にしっかりと彼女のゲームを確立しているようになったら良いなと思います」

レジェンドが語る“黄金世代”の評価

プレーする小祝さくら。前週に行われた全米オープンでは日本人最高位の20位タイでフィニッシュ。今大会も通算7アンダーで8位に入った。

“黄金世代”からはメジャー通算7勝の小祝さくら(24)に注目している。小祝は試合を休まないことで有名で、日本時間6月6日に終了した『全米女子オープン』から帰国後すぐに『宮里藍サントリーレディス』に出場している。

「休まず試合に出続けることはすごいですよ。私は現役の頃、アメリカから日本に来て試合に出て、またアメリカですぐ試合に出るなんてやっていないと思います。普通に休んでいます。とにかくケガだけは気をつけて欲しいです。自分のキャパを超えてしまうことが若いときにはあると思うので、体のケアも大事ですと伝えたいです」

小祝は今年から、長らく指導を仰いだコーチから離れ、新しい環境のなかで様々なことにトライしている。今大会ではパターの握り方も変え、8位タイへ食い込んだ。

「何かを変えるときは、時間がかかったりうまくいかなったりするものです。たとえば試合の中で(変えたことを)やるのは大変で、フラストレーションはあったのかなと思いますけど、すごくいい感じで新しい彼女のゴルフにつながりつつあるのかなと感じています」

また今季米女子ツアー1年目を戦う渋野日向子(23)についても

「アメリカツアーのコースとかそういう所にも対応ができてきたのかなと感じます。どうしても移動や環境の変化に対応するのは時間がかかるので、彼女の力を発揮する土台はできてきたのかなと思います」

と結果を出していることに拍手を贈っていた。

幼少期に宮里の活躍を見て育った“宮里藍チルドレン”と言われる若手の成長が著しい女子ゴルフ界。その才能はこれから世界で開花し始めるに違いない。

 

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