歌手・葉月みなみ『上京1か月でコロナ禍』でもメジャーの逆転劇 | FRIDAYデジタル

歌手・葉月みなみ『上京1か月でコロナ禍』でもメジャーの逆転劇

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インタビューで満面の笑顔を見せる葉月みなみ。昨年6月にテイチクからメジャーデビューを勝ち取った

昨年6月にテイチクレコードからメジャーデビューした新潟出身アーティストの葉月みなみ。年配の人には懐かしく、若者には新鮮な心地よい“エモい”歌声と、「マジカルボイス」と呼ばれる裏声が話題となり、多くのファンを魅了している。

第一弾となった『許さないで…ねぇ』『ふるさと慕情』はUSEN HIT 演歌/歌謡曲ランキングで1位を獲得。その後もロングヒットを記録している。

元々は地元・新潟を地盤に演歌歌手として活動していた葉月は、メジャーデビューを目指し一念発起して’20年1月に上京。だが、直後に新型コロナウイルスの波が、彼女の活動を襲う。

「本当に何のアテもなく、ただただ上京してきたのです。このまま新潟にいても、歌手としての現状は変わらないと思ったので。ですが東京に来たものの、翌月にはコロナが流行しだして、決まっていた仕事は全部無くなっちゃったんです。それで、“どうしよう”って困り果ててしまって…」

夢を抱いて出てきた東京だったが、歌う場所さえ奪われてしまった葉月。楽器店でアルバイトをしながら生活費を稼ぎ、所属させてもらえそうな芸能プロダクションやレコード、音楽関係者などに売り込みを行う日々を過ごしたという。

「新型コロナが流行して、本当にどうしていいのかと思いました。でも、生きていかないといけないですし、ご飯は食べないといけないですからね。山野楽器でアルバイトをしまして、チャンスを伺っていました。そんなときに、プロデューサーの岩尾さんに出会ったのです」

岩尾三四郎氏は氷川きよしや水森かおり、山川豊など数々の演歌歌手を輩出した長良グループの顧問として、プロデュース業を学んだ。その後独立し、新浜レオンなどの若手歌手育成に取り組むなど、音楽業界では一目置かれる存在だ。

小学生のころからフルートを習っていた葉月。コンサートでもその腕前を披露している

「もし、コロナが無ければぼちぼち仕事は出来ていたので、あれほど必死に売り込み活動もしなかったでしょう。そうしたら、岩尾さんとは出会っていなかったかもしれません。ホント、勢いだけで上京してしまったので(笑)」

数々の有名歌手と仕事をしてきた岩尾氏は、

「本当に真っ白で染まってない」

という彼女の“初々しさ”と、裏声に代表される多様な歌い方と表現力の高さに、ただただ引き込まれたという。そこからは二人三脚でメジャーデビューを目指すことに。

「基礎からボイストレーニングをはじめ、歌い方も1から見てもらっています。新潟時代とはまったく変わりましたね。

裏声をほめて頂いたことも初めてでしたし、艶とか味とか今まで分からずに、ただ一生懸命歌っている感じだったんです。でも、そこからひとつ上を目指せるようになりました」

地元を飛び出して約1年。葉月はテイチクからメジャーデビューを勝ち取る。

6月23日には都内でセカンドライブを行う予定の葉月。7月にはNHKでの収録も控えている

「プロデューサーである岩尾さんは“なんでも好きなことを言っていい”と言ってくださって。師匠と弟子という感じではなく、対等にお話を聞いてくださったのは本当に有難いです。

ですので、デビュー曲に関しても“こういう感じにしたいよね”というのは、とことん話し合いました。ただ、岩尾さんへは全幅の信頼があるので、不安はまったくなかったです」

新潟時代は俗に言う“ド演歌”歌手だったが、ガラッと変えて歌謡曲に。衣装も着物からドレスに変わった。

「実はドレスを着ることは、最初は好きじゃなかったんです。着物が好きでしたし、いろいろ隠せるんで(笑)。でも、衣装を変えた自分を鏡で見たら、そんなことはどうでもよくなって…。

今、いろんな課題曲を与えられて、それを1曲ごとに勉強するごとに、本当に自分が変わっていくのが分かるんですよね。表現力などは、新潟にいたころとは100%違います。岩尾さんと一緒にヒット曲を出して紅白歌合戦に出場する。そして、天下を獲りたいですね(笑)」

そんな彼女に吉報が届く。念願のNHK『新・BS日本のうた』への出演が決まったのだ。7月下旬に新装されたNHKホールでの収録に、

「紅白歌合戦と同じ舞台に立てるのがうれしいのと、身が引き締まる思いです」

と満面の笑みを浮かべる。

また、6月23日には、東京・赤坂にあるエムゼス東京にてセカンドライブも行われる。ステージで一度も歌ったことのないジャンルの作品にも挑戦するようで、

「『新・BS日本のうた』に向け、弾みをつけられるようなライブにしたいです」

と葉月は意気込む。彼女の屈託のない笑顔を見せられると、どんな困難な道でも成し遂げてしまいそうな雰囲気になるから不思議だ。

まさに「ピンチはチャンス」という言葉を体現してみせた葉月は、これからどんな大仕事を成し遂げるのだろうか――。

 

  • 取材・文荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)

    ’75年埼玉県さいたま市出身。夕刊紙、女性週刊誌を経て現職。テレビやラジオにも出演中

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