ザギトワ 戦禍の「ボクシング転身報説浮上」に世界が困惑…
2018年の平昌五輪・女子フィギュアスケートで金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワが、ボクシングに挑戦すると、ロシアの通信社「RIAノーボスチ」が伝えた。ザギトワは自身のインスタグラムアカウントで「新しい挑戦に向けて準備している」と投稿した。
ザギトワは鏡の前で緑のボクシンググローブを着けた写真も公開した。黒のシャツに黒のスパッツ姿のザギトワは、髪を後ろでまとめて勇ましい雰囲気を醸し出している。右手を顎の横に、左手を前に、ファイティングポーズをとっている。つま先でたっており、今にも鋭いジャブが飛んできそうだ。

ザギトワは2002年生まれのフィギュアスケーター。15歳9か月という若さで、2018年の平昌五輪で金メダルを獲得。しかしその後、不調により成績が低迷し、競技会への参加を一時停止することにした。ただ引退したわけではなく「立ち止まったり、去るつもりはない」などとコメントしていた。
そうした中で、彼女はアイスショーなどに参加していた。そして、「フィギュアスケート・ロシア選手権」にマスコミの一員として登場。北京五輪でも記者として白羽の矢がたち、「懐かしい。またこの雰囲気に浸ることが出来てとても幸せです」と感想を書き込んでいた。
親日家として知られるザギトワは金メダルを獲得した平昌五輪前に滞在した日本で秋田犬に一目ぼれした縁から、秋田犬保存会からメスの秋田犬が寄贈されている。名前は勝利を意味することから「マサル」とつけられた。
そんなザギトワがボクシングに挑戦するとあって日本からも驚きの声があがっている。「熱くなる性格的に向いてそう」「どういうサプライズ!」「新しいことにチャレンジすることは良いこと」といったコメントが見られた。一方で、戦禍のロシアで突然の「転向報道」に、戸惑うファンも少なくないようだ。
RIAノーボスチによると、試合はエキシビションマッチで、対戦相手は今後明かされるという。
リンクからリングへ。熱いパフォーマンスを見せてくれるとは思うのだが…。