10億円を騙しとった給付金詐欺男「人助けのため」の呆れた言い分 | FRIDAYデジタル

10億円を騙しとった給付金詐欺男「人助けのため」の呆れた言い分

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インドネシアから移送され逮捕された谷口容疑者

真っ黒に日焼けした顔、黒い半袖シャツから伸びる太い腕、鋭い目つき……。

インドネシアから移送された男は、警察車両に乗り込んでも不敵な表情を崩すことはなかった。

6月22日、警視庁捜査2課は詐欺の疑いで職業不詳の谷口光弘容疑者(47)を逮捕した。受給資格のない70代女性の不正申請を代行し、新型コロナウイルス対策の持続化給付金100万円を国から騙しとった容疑だ。谷口容疑者は元妻・梨恵容疑者(45)や長男・大祈容疑者(22)らと共謀。20年5月から9月の間に、10億円にのぼる給付金を不正に受給していたとみられる。

「虚偽の申請は約1780件になります。谷口容疑者らは、東京・六本木などでセミナーを開き『誰でも給付金がもらえる』と参加者に説明。自身を『ファイナンシャルプランナー』『投資のプロ』などと称していたそうです。1件100万円の受給で、15万円ほどの手数料を得ていたとか。

谷口容疑者は、20年10月にインドネシアに逃亡し行方をくらませていました。しかし今年6月になり、日本からの要請を受けたインドネシア当局が不法滞在の疑いで谷口容疑者の身柄を拘束。日本へ移送される飛行機の機内で逮捕となりました」(全国紙社会部記者)

真っ赤なフェラーリを乗り回し

一時期は相当羽振りが良かったという

谷口容疑者は、三重県松阪市の出身だ。市内の高校を卒業した直後から、ビジネスを手広く展開し始めたという。

「地元でバーを経営し、太陽光発電や不動産事業にも乗り出していました。いずれの事業も好調で、かなり羽振りが良かったとか。真っ赤なフェラーリを乗り回し、高級腕時計を身に着けて、飲み歩いていたそうです。周囲には『一山当てたで』と自慢していたと聞いています」(同前)

谷口容疑者は、膨らんだ財産をもとに東京へ進出。赤坂に韓国クラブを出店し、仮想通貨にも投資していたとされる。

「谷口容疑者は海外へと目を向けます。注目したのがインドネシアです。ナマズやエビの養殖などで、かなりの収入を見込んでいました」(別の全国紙記者)

インドネシアのビジネスには、カネ儲け以外の目的があった。給付金詐欺に手を染め、窮地に追い込まれていたのだ。

「給付金詐欺を始めた当初、谷口容疑者は知人にこう話していたそうです。『国のカネを得るのは人助けのためだ』と。しかし不正受給の摘発が続出した20年夏以降、名義人から『給付金を返したいので手数料を返してほしい』という問い合わせが相次ぎます。それだけのカネを持っていない谷口容疑者は窮地に。それでも強気の姿勢を崩さなかったとか。インドネシアへの投資で得た収益を、返済金に当てようと考えていたようです」

「人助けのため」巨額詐欺に手を染めた谷口容疑者。自身を律することなきビジネスの拡大で、自らの首を絞めることになった。

日焼けした肌から東南アジアでの生活がうかがえる
  • 撮影蓮尾真司

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