松浦勝人氏の「女優蔑視発言」にエイベックス社員が無関心なワケ | FRIDAYデジタル

松浦勝人氏の「女優蔑視発言」にエイベックス社員が無関心なワケ

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自身のYouTubeチャンネルでの発言が物議をかもしているエイベックスの松浦勝人会長
自身のYouTubeチャンネルでの発言が物議をかもしているエイベックスの松浦勝人会長

「正直なんとも思わないですね…」

そう語るのは大手レコード会社「エイベックス」の社員だ。同社会長の松浦勝人氏が“舌禍事件”を巻き起こし、謝罪に追い込まれた。

発端は6月22日に公開された「週刊新潮」のWeb記事。松浦氏が自身のユーチューブ生配信で視聴者の質問に答える形で、米倉涼子や北川景子、石原さとみ、深田恭子、菜々緒ら著名芸能人に「ブス」「ババア」などの蔑視発言を繰り返したという。

これが大炎上すると、松浦氏は23日のライブ配信で釈明に追われた。松浦氏は冒頭、

「もしも、あの発言によって本当に傷ついてるんだったら謝りますよ」

と一応は頭を下げたが、その後は発言を報じた週刊新潮に怒り心頭。

「テメーらの都合のいいように切り取って。あれだけ見てる人はああ思うじゃん。悪意がある記事っていうのがある」

と糾弾した。さらに24日にエイベックスの株主総会を控えていることにも触れ、

「わざと人のところの株主総会に合わせてやってくる」

と断じた。その後も22日の朝に新潮側から質問が届き、仕事のため午後5時までの回答期限までに間に合わなかったと主張し

「5時までに答えろってテメーらの都合でやっておいて。それでもって俺がまるで逃げたかのように記事書いてんじゃん。ああいうの俺許せないんだよね」

とブチギレた。

「『切り抜き』と言っていますが、前後の流れを確認しても、蔑視発言はそのままの意味で言っているのが確認できます。株主総会の件も、松浦さんが失言したのは今月19日の生配信。

これが数ヵ月前なら“狙われた”という論法は正しいと思いますが…。どちらにせよ、表向きは謝っていますが、納得いっていない様子がアリアリ。さらなる炎上を招く事態になっています」(スポーツ紙記者)

松浦氏の舌禍は今回に限ったことではない。

「ツイッターでは以前から気に食わない投稿に公然と反撃していましたし、‘19年の年末には薬物を肯定するような内容の長文をアップし、問題になりました。それでもエイベックスで松浦氏を注意できる人はほとんどいないのです」(同・スポーツ紙記者)

コロナ禍で音楽業界は大打撃を受けた。同社も例外ではなく、‘20年9月中間連結決算の最終利益が赤字に陥り、音楽事業の一部や間接部門に在籍する40歳以上の社員443人を対象に100人程度の希望退職を行った。

松浦氏が肝いりで建てた東京・南青山の自社ビルもわずか3年でカナダの不動産ファンドに売却。創業以来の“聖地”を手放したことで、松浦氏の“糸”がプツリと切れてしまったのか、以来、自由奔放なふるまいは拍車がかかっている。

「下々の者には会長が何をやっているか全くわかりません。朝礼にたまに姿を見せるくらいで、社内では『また釣りに行ってるみたい』なんて話が聞こえてきますね。

それに対して、社員は怒りを覚えることはなく、ただただ無関心。今回の“蔑視発言”も『またか』といった感じで、何とも思いませんね」(前出・エイベックス社員)

松浦氏は‘20年にCEO(最高経営責任者)を退任。その後は再び音楽の制作現場に復帰したが、試行錯誤が続いている。

最近はどちらかと言えば、ユーチューバーと化し、酔いどれ状態で突然生配信を行うこともある。松浦氏を知る人物によれば

「普段からきつい発言をする人ですから(笑)。一部で『ガーシー』こと東谷義和氏に感化されたのでは?なんて指摘もありますが、今回はそれをユーチューブの中で出してしまい、運悪くメディアに嗅ぎつけられてしまった。松浦さんもそこは失敗したと思っているでしょうか、根本部分は変わらないと思いますよ」

という。

我が道を行く松浦氏は騒動後も変わらず、ユーチューブを更新している――。

  • 写真Motoo Naka/アフロ

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