韓国女子ゴルフ「次世代ビジュアルクイーン候補」のヤバすぎる実力
今季、プロツアー本格参戦となったイ・イェウォン。開幕から一桁順位を連発する新星に、国内外から熱い視線が注がれている
キュートな笑顔と確かな実力で、韓国女子プロゴルフ界を席巻するルーキーがいる。
今年、現在賞金ランキングで4位につけるイ・イェウォンは今年高校を卒業したばかりの19歳。身長163cmのスタイルと愛嬌たっぷりの笑顔で、早くも新たなビジュアルクイーンに推す声も多い。
「今年からプロツアーに本格参戦しましたが、4月の『ネクセン・セイントナインマスターズ』5位タイを皮切りに、 国内メジャー大会である『クリスF&C KLPGAチャンピオンシップ』でも6位タイに入った。他にも5月の『斗山マッチプレーチャンピオンシップ』で2位タイ、6月の『ロッテオープン』で3位タイと上位入賞を連発。一躍トッププロの仲間入りを果たしました」(韓国地元スポーツ紙記者)

韓国女子ゴルフの事情に詳しいスポーツライターの金明昱(キム・ミョンウ)氏が、その実力を解説する。
「今季のハイライトは2位に入った『斗山マッチプレーチャンピオンシップ』です。そうそうたる強豪を撃破して、決勝に進出。新人とは思えない堂々たるプレーぶりで、隙のないゴルフをしたと国内メディアが取り上げています。また、コースセッティングが難しいメジャー大会の『KLPGAチャンピオンシップ』での6位も評価されていいでしょう。
最大の強みは精度の高いショット力。今季はフェアウェイキープ率が84.18%で6位とドライバーの精度が抜群です。パーオン率も76.78%で11位なのでアイアンも正確です。逆に今後の課題はパター。現在平均パット数は24位とドライバーやアイアンに比べて劣る。チャンスを確実に入れられるようになれば、優勝できるようになると思います」
圧倒的な実力で、学生時代から韓国ナショナルチームにも選出されていた。’19年に宮崎県で開催された日本・韓国・台湾の3ヵ国対抗戦『ネイバーズトロフィーチーム選手権』では、現在日本の女子ゴルフ界のトップで活躍する選手たちも、イ・イェウォンの前に辛酸を舐めている。
「『ネイバーズトロフィーチーム選手権』では、個人戦で3日間、一度も首位を明け渡すことなく優勝。韓国の団体戦優勝にも貢献しました。当時の日本のメンバーには、レギュラーツアーで活躍中の吉田優利(22)、’21年のプロテストに合格した後藤未有(21)、小倉彩愛(21)、’21年4月の『オーガスタナショナル女子アマチュア選手権』を制した梶谷翼(18)がいましたが、全員イ・イェウォンに負けています。
ルーキーながら韓国金融大手のKB金融グループと契約したことで国内でも話題になりました。昨年は現役高校生ながらプロツアーにも出場するなど、とにかく話題に事欠かない。今後の韓国女子ゴルフ界を担う逸材です」
このままの活躍が続けば、10代での賞金女王獲得も視界に入ってくる。その華麗な戦いぶりから、今後も目が離せない。
写真:KLPGA