先輩のシャトル拾いも…悠仁さまの「中間試験と夏服ファッション」
「あー終わった~」
6月17日、前期中間テスト最終日。東京・文京区の筑波大附属高校の校門から、私服姿の生徒たちが晴れやかな笑顔で下校していった。
「筑附高校は前期後期の2学期制なので、6月中旬に前期の中間テストがあります。テスト前1週間は原則、部活停止です。新年度最初のテストなので、1年生にとっては初めての試験。多少緊張するかもですね」(在校生)
秋篠宮悠仁さまも、念願の筑附に入学して初めての試験に臨まれた。1年生は「1日目:地理総合、英語コミュニケーション、2日目:生物基礎、論理・表現I、3日目:数学」の5科目のテストがあったという。
「最終日はお昼前に下校ですが、部活がある人は午後から部活に、ない人は友だちと遊びにいったりします」(同前)
悠仁さまは、バドミントン部に入部している。
「うちのバド部は、ガチガチの運動部!って感じではなく、どちらかというと、部活をやりたいけどそこに『全振り』じゃなく、塾とか勉強もしっかりやりたいという人が多いですね」(在校生)
とはいえ運動部として、課外活動だけでなく対外試合も行っている。悠仁さまも、練習する先輩部員の後ろに控え、シャトル拾いなどの新入生活動もこなしているという。
「校内順位」は発表されない
悠仁さまは今春、お茶の水女子大附属中学から提携校進学制度を利用して筑附に入学された。その際、ネットでは祝福とともに、一部「勉強についていけるのか」「テストの順位が低かったら云々」と口さがない声も聞かれた。
「そもそも筑附では、テストの順位を発表しません(笑)。それどころか、各教科の平均点も出ないし、偏差値だって出ません。生徒も保護者も、高校の3年間、自分が学年でどの位置にいるかわからないし、それほど興味もないんですよ」(2年生の保護者)
一般に進学校では、過去の進学実績と校内順位を見て「進路指導」を行う。中堅校のなかには、その「精度」を売りにしている学校も少なくない。しかし同校では、進路指導どころか、学年で、クラスで「だれが成績がいいか」も、あまりわからないのだという。
「なので、受験対策として塾に通う子が多いですね。内部進学生は、一般的な『高校受験」はありませんから、中2くらいから大学受験を視野に入れた『一貫校生向け』の塾に通ったりします。学校での学びと受験はイコールじゃないという意識が強いんです」(同前)
校内順位はなく、学校での受験指導、補習なども「ごく稀にしかない」という。だとすると、大学進学するであろう悠仁さまも、そういった塾に通わざるをえないのだろうか。
1年生「悠仁くん」は…
入学当初は、前後をSPなどの「大人」に挟まれて登下校していた悠仁さまだが、ここにきてちょっとした変化があったという。
「下校時に、校門から護国寺駅の方向に下る坂を歩いていたら、すぐ前に歩いてる子が悠仁くんだったんです。ああ、今日は『大人』が近くにいないのかな、って」(在校生)
制服がなく、通学時の服装は自由という筑附高校では、登下校の列に「大人」が混ざると「すごく目立つ」のだという。
「内部生も高校で初めて私服になるので、1年生はすぐわかるんです。最初からおしゃれな人もけっこういるけど、たいていはちょっとダサいから(笑)。悠仁くんの通学ファッションは、とくに目立つこともなく、すごくダサくもなくて、まあまあという感じです。白のTシャツにネイビーのパンツ、パーカー、黒スニーカーとか。髪型がちょっとあれなんだけど、ごく普通の1年生って感じです。2〜3年になると、おしゃれな子はどんどんおしゃれになる。けど、1年の夏休み前は、まあこんな感じかな」(在校生)
校内では、男子数人とともに過ごしているという悠仁さま。筑附では高校3年間クラス替えがないので、現在のクラスメートが終生の親友になるのかもしれない。
7月には、クラスごとに長野県蓼科高原にある桐陰寮で合宿をする行事「蓼科生活」も控えている。悠仁さまと在校生たちが充実した毎日を送れるよう願ってやまない。
- 撮影:濱﨑慎治