犯行を否定し続け…女性7人を性的暴行の被告「懲役41年の背景」 | FRIDAYデジタル

犯行を否定し続け…女性7人を性的暴行の被告「懲役41年の背景」

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異例の重刑を下した最高裁判所(画像:アフロ)

最高裁判所第1小法廷で決定した6月23日付の判決は、異例の長さだった。

懲役41年――。

判決を受けたのは、福岡市南区の無職・今泉成博被告(44)だ。今泉被告は18年7月から19年12月にかけ、17歳から30歳の女性7人を性的に暴行。強制わいせつ致傷や強盗・強制性交などの罪に問われ、13にのぼる事件で起訴されていた。犯行は、卑劣極まるものだったという。

「今泉被告は、出会い系サイトで女性を物色し強制性交していたんです。起訴状によると、出会った女性たちを車で福岡県内の山中に連れ出し、車内で『オレは暴力団と関係がある』『(山から)歩いて帰ってもイイが近くに暴力団の事務所があるぞ』などと脅し手足を縛って、わいせつな行為を繰り返していました。20代の女性被害者は、熱した金属棒を太モモに当てられ全治2ヵ月の大火傷を負っています。

犯行は暴行だけではありません。女性のカバンから身分証明書を取り出し、自宅住所や職場を把握。6人の被害者から、現金約220万円を奪っているんです。同じ女性を、何度も強姦していたケースもあったとか」(全国紙社会部記者)

〈交際や結婚はもうできない〉

判決は最高裁判所の第1小法廷で行われた(画像:アフロ)

法廷では、被害女性の悲痛な声が明らかにされた。太モモに熱した金属棒を当てられた女性は、皮膚の移植手術を受けたものの生々しい痕が残ったという。福岡地裁での一審で、弁護士を通じて次のように意見陳述している。

〈(火傷で)交際や結婚はもうできないと思っている。被告を一生刑務所から出さないでほしい〉

しかし、今泉被告は犯行を否定し続けた。

「『(脅して行った)SMプレーや写真撮影も、すべて合意のうえだった』と主張したんです。まったく悪びれたところがない。一審、二審の判決にも、不服そうな態度を見せていました」(同前)

今回懲役41年という、異例の判決が確定した理由はなんだろう。事件に詳しい、弁護士の加藤博太郎氏が解説する。

「刑法で決められている有期刑の上限は30年です。今回、異例の判決が出た背景には主に2つの理由があります。1つは判決が確定した時、その前後の罪の量刑が分けられる規定です。今泉被告は、19年10月に別の事件で執行猶予付きの有罪判決が確定しています。にもかかわらず、その後も犯行を繰り返し、事件前の懲役16年と事件後の懲役25年を合わせた判決となったんです。

もう1つが強姦や強盗という、被告の犯した罪の重さです。被害者に大ケガを負わせるなど、犯行内容も悪質。しかも反省の色が見えないため、裁判官の心証を悪くしたのでしょう。被告の年齢を考えると、懲役41年は事実上の終身刑といえます」

どれだけ重い判決が下っても、被害にあった女性たちのキズが癒えることはない。

  • 写真アフロ

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