NHKの管理職「タクシー代不正請求で諭旨免職」大甘処分の裏側 | FRIDAYデジタル

NHKの管理職「タクシー代不正請求で諭旨免職」大甘処分の裏側

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6月24日、NHKは国際放送局に勤務する50代の男性管理職A氏を諭旨免職処分にしたと発表した。

「温情措置」だったのだろうか…?(写真:AFLO)

2019年6月から今年1月までの約2年半の間に、前任地の熊本放送局時代を含めて323回、約70万円のタクシーチケットを使用したことにしたり、電車代などを不正受給していた、とのことだ。

公共放送局の職員としてあるまじき行為だが、A氏を知るNHKの局員は「いつかこうなるのではと思っていた」と明かす。一体どういうことか。

「今回の発表を聞いて、やっと処分されたのかと思っている局員は少なくないはず。A氏はとにかく仕事をしないといわれていました。すぐにどこにいるかわからなくなって、局内を探すといつも仮眠室で寝ているんです。それで夜になると『夜回りに行ってくるから』ってタクシーチケットを持ってどこかに出かけていく。デスク自らが夜回りに行く必要性はなく、明らかに不自然でした。こうして処分が発表されたことで『ああ、やっぱりか……』と思いました」

NHKによると、事情を聴かれたA氏は「疲れていたので(自宅に)タクシーで帰ることがあった」と釈明しているという。都内にある自宅に帰宅する際タクシーを使い、そのタクシー代を会社に請求していたとのことだが、渋谷にあるNHKから自宅まで、タクシー代はせいぜい2000円少しの距離だったという。

深夜勤務ならいざしらず、電車のある時間帯に悠々とタクシーで帰宅とは……満員電車に揺られて出退社をする一般的なサラリーマンからすればふざけるなと言いたくなるだろう。

「出社してからほとんど仮眠室で寝ていたこともあったので、『寝疲れじゃないのか』と揶揄する局員もいましたよ」(同前)

A氏と同じ部署で部下だった経験をもつ別の局員はこう明かす。

「処分が『諭旨免職』なのには驚きました。懲戒免職と比べれば、ずいぶんと甘い措置です。問題になったタクシー代の全額を返却したからということらしいですが、まじめに働いている局員からすれば、返せばいいというものではないと思っています。

今回の処分は2019年以降のものを対象にしていますが、それ以前についても調査してほしいのですが……」

A氏の仕事ぶりについて、この局員はこんなことを聞いたと明かす。

「4年前に開催された韓国・平昌冬季五輪で、A氏は東京の国際放送局で原稿チェックのデスクをしていましたが、平昌の会場から原稿を送っても、長時間待たされた記者がいたとか。次の仕事もあるのに、その原稿確認を待つために、現場に行けなくなることもあったと聞いています。

国際局は英語など語学のスペシャリストたちが集まっている部署で、NHKの要ともいえる部署ですが、A氏にはそれにふさわしい能力がなかったのでしょう。なんでこんな人が国際局にいるのかといつも不思議に思っていました」

「国際感覚」を持つ局員なら、目に余るタクシーの私的利用がどんな結果をもたらすかぐらいは想像できたと思うのだが……。

  • 写真AFLO

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