Jリーグ30年目 元ガンバ・礒貝洋光が「フットゴルファー」に | FRIDAYデジタル

Jリーグ30年目 元ガンバ・礒貝洋光が「フットゴルファー」に 

53歳・MF ガンバ大阪ほか 日本のW杯出場で引退決意 シーズン中に引退した「天才」はゴルフ場でボールを蹴る

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大阪をベースに、自ら愛車のハンドルを握って、日本全国を周っているという。「車中泊も厭いません」

昨年、フットゴルフのジャパンツアーに参加したと思えば、今年4月にはYouTubeチャンネル「バッテンヒロミツ」を開設。Jリーグ草創期の’90年代中盤に天才MFとして名を馳せガンバ大阪などでプレーした礒貝洋光の生活は、50歳を過ぎたいまも慌ただしい。

「フットゴルフは今夏から世界大会につながるポイントのかかった試合があるので、まずはそこを目指して。YouTubeは仲間と何か楽しいことができないかと思って始めました。『バッテンヒロミツ』のバッテンは、出身地の熊本弁の『ばってん(しかし、などの意)』と背番号10をかけています。まだまだ登録者数は少ないけど、GoProも買ったし、今後はいろいろ挑戦していけたら」

名門帝京高から東海大へ進み、学生時代から注目されてきた。プロ入り後も左右両足から繰り出される正確無比なキックに、一撃で相手の急所を突くスルーパスを武器とし、ラモス瑠偉(65)の後継者と呼ばれたこともあった。だが、「才能はあるが走れない」「キックの質はいいが、プレーに一生懸命さがない」と評価はわかれ、スターになり切れなかった。

「現役の時の記憶はほとんどないけど、初ゴールは’93年6月19日の駒場での浦和レッズ戦でした。FKからのボールを壁の横で受けて、左足で決めた。なぜ覚えているかというと、試合後に知人の社長さんに借りていた車で事故を起こしてしまって、翌日の新聞に初ゴールで載るか事故で載るかを気にしていたから(笑)」

’98年、日本代表が初出場したフランスW杯に国中が沸いているなか、浦和に移籍していた礒貝はシーズン中にひっそりとスパイクを脱いだ。

「日本がW杯に出たその日に『オレの仕事は終わったな』と思った。サッカーとの恋愛が終わった、みたいなね。それで、翌日からゴルフコンペに行くと言いにクラブに行ったら事務所に誰もいなくて、『辞めるって言っといてください』と伝言を頼んだ(笑)。当時ケガで100%の練習ができていなくて、理想のサッカーとギャップがあったのも大きかった。そこは自分なりの美学でしたね」

Jリーガーとして完全燃焼仕切れなかった部分はあったのだろう。それでも、「後悔の念などはまったくない」と、礒貝は人懐っこい笑顔を見せた。

ガンバ大阪で永島昭浩(58)、本並健治(58)らと奮闘。主将を務め、’95年には日本代表で2試合に出場した
本誌未掲載カット 礒貝洋光 往年のJリーグスター選手5人 「驚きのセカンドキャリア」

『FRIDAY』2022年7月8日号より

  • 取材・文・撮影栗原正夫

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