”令和の相場師”トンピンを独占直撃!「400億円を稼いだ方法」
金融商品取引法違反で昨年3月に逮捕、 今年4月に懲役1年6ヵ月(執行猶予3年)の有罪判決 SNS界の「伝説の相場師」が初めて明かした
大阪市内の繁華街に停まった黒いフェラーリから、高級感あるスーツを纏った長身の男が降りてきた。
男の名は、山田亨(49)。SNSの世界では、「トンピン」のハンドルネームで知られる人物だ。幾度となく値上がりする銘柄を的確に予測。取り上げる銘柄は「トンピン銘柄」と呼ばれて個人投資家の話題をさらい、政治家までもがアドバイスを求め彼のもとを訪ねるという「令和の相場師」である。
そんなトンピンが相場操縦の容疑で大阪地検特捜部に逮捕されたのは、昨年3月。今年4月には懲役1年6ヵ月(執行猶予3年)の有罪判決を受けた。
莫大な資産を持ってシンガポールに移住したとも噂されたが、6月中旬、その姿は大阪にあった。FRIDAYの直撃に「事件についてはノーコメント」としたが、質問を重ねると少しずつ重い口を開いた。
――政治家にアドバイスをしている?
「誰かは言えません」
――株は続けるのか。
「ええ。日本はやりづらいのでシンガポールに拠点を移すつもりです」
――株で儲ける手法は。
「6勝4敗というスタンスでやるのが良いですね。僕は外資や機関投資家ではなく、個人投資家に儲かってほしいと思ってやってきました。個人投資家が儲けるには、やっぱり無理せんことです」
――資産はどれほどか。
「株で稼いだのは400億円。ただ、欲はあまりないので住まいは2Kです。趣味は車だけ。いま、6台所有しています」
――仮想通貨はやっているのか。
「いえ。基軸通貨であるドルを持っているアメリカが、仮想通貨を許すわけないと思っている。なだらかに終わっていって、最後はゴミクズになるはずです」
――事件について語れることは。寄付をしていると聞いたが。
「寄付はかなりしていますよ。国に貢献したくて。でも、日本政府は逮捕状と起訴状しかくれなかったですね(笑)」
株は続けるというトンピン。投資家からは、今後の動きに注目が集まっている。
『FRIDAY』2022年7月8日号より
- PHOTO:加藤慶