田中聖容疑者「緊迫の逮捕現場」警察職質に無様な抵抗4時間半
ジャニーズグループ『KAT-TUN』の元メンバー・田中聖容疑者が再び覚醒剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された。
田中容疑者は今年2月にも同法違反で逮捕、起訴され、6月20日に名古屋地裁で懲役1年8か月、執行猶予3年の判決を受けたばかり。わずか9日での“再犯”に呆れる声も聞こえているが、当人は警官相手に約4時間半の“大立ち回り”を演じていたという。
千葉県警柏署に逮捕されたのは6月29日午後10時ごろだが、警官が不審な挙動の田中容疑者を見つけたのは遡ること4時間半前の午後5時30分ごろ。付近を警戒していたパトカーが、目をそらすなどした田中容疑者に声をかけるも、無視して商業施設に入っていったという。
「この時点で警官と田中容疑者の追いかけっこがスタート。声をかけても無視を繰り返し、田中容疑者はどこかにしきりに電話をかけていたそうです。薬物依存者特有の行動に確信を持った警察は、強制力のある令状を取得して所持品検査を実施。
その間に続々と応援の警察官がやってきて、その数は10人以上に膨れ上がりました。パトカーや救急車両も数台かけつけるなど、柏駅周辺は物々しい雰囲気となったようです」(地元テレビ関係者)
その後、田中容疑者のズボンの腰辺りから覚醒剤入りの袋が発見され、現行犯逮捕。袋は6センチ×4センチ四方で、同容疑者はうなだれた様子だったという。
「令状申請したので、発見から逮捕まで約4時間かかったそうです。辺りはすっかり暗くなり、野次馬も集まっていた。田中容疑者は警察の“人定作業”を嫌がり、自分の名前を聞かれても無言。協力的とはいえない態度だったそうです」(同・地元テレビ関係者)
しかし、最後は物証を突き付けられ“落ちた”。田中容疑者は調べに
「持っていたことは間違いありません」
と容疑を認めているという。
「このまま起訴されれば、執行猶予期間は取り消しとなり、収監される可能性が高い。とはいえ、有罪判決からわずか9日での再犯は尋常ではない。薬物に対する依存性が顕著な場合、医療刑務所も選択肢に入ってくるかもしれません」(法曹関係者)
田中容疑者は、2月の逮捕後に公開した謝罪動画の中で
「こういった事件に対して、被害者のいない犯罪だと言う人もいます。僕自身、刑事さんにそう言われました。
ですが、家族、ファン、仲間、最も大切な人たちを傷つけ、被害者にしてしまった最低な行為だと思ってます」
と語っていた。公判では実父も証言台に立ち
「家族全員でサポートする」
と述べた。
そうした周囲の気持ちをあっさり裏切ってしまった田中容疑者。更生のためには、専門的な治療が必要との見方もある。再び戻ってしまった留置所で何を想うのか――。