駅に初詣、出所…山口組司忍組長ら暴力団が報道写真に納まるワケ | FRIDAYデジタル

駅に初詣、出所…山口組司忍組長ら暴力団が報道写真に納まるワケ

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6月17日に新横浜駅に現れた六代目山口組・司忍組長。圧倒的な存在感を示していた

FRIDAYデジタルが6月23日に『東京駅に現れた六代目山口組・司忍組長の「圧倒的な存在感」』と題して公開したのが、東京駅に姿を現した司忍組長の写真だ。そこには組員にガードされ、スーツ姿で闊歩する様子が写し取られている。この日は76歳で亡くなった住吉会の関功代表の葬儀が千葉県富里市で行われ、弔問に訪れるために上京したのだ。

『FLASH』(7月5日号)でも巻頭モノクロページに踊っていたのは《余裕の外遊》というタイトルで、暴力団の写真を掲載。写っていたのは白いジャケットと白いパンツに身を包んだ司忍組長を始め、髙山清司若頭や竹内照明若頭補佐など六代目山口組の面々だ。

この日、新横浜駅に着いた司組長らが向かった先は神奈川県川崎市にある稲川会山川一家本部。稲川会・清田次郎総裁のお見舞いに訪れたのだった。

今回の“電撃訪問”は『FLASH』以外の週刊誌や実話誌でも扱っているが、そこで気になるのは各誌が掲載している写真。お歴々がしっかりカメラ目線で写っている。彼らの鮮明な写真が雑誌を飾るのは今回に限ったことではなく、また全国にある組織の人間たちが雑誌に掲載されることは珍しいことではない。

司忍組長のように駅で撮られることもあれば、初詣や墓参。ときには出所する暴力団の姿を写真や映像で見た覚えのある方々は多いはずだ。

ここで、疑問が…。

組織の人たちはいわゆる裏社会の人たちだ。写真を撮られることが嫌ではないのだろうか? また、その時、取材現場はどんな状況なのだろうか…? 実際に取材する実話誌のカメラマンに聞いてみた。

「普通に芸能人にカメラを向けるのと同じようにカメラを構えてシャッターを切ります。昔はもめることもあって、一言“写真をお願いします”と声をかけたことがありましたが、今はどこの雑誌も黙ってシャッターを切ってますね。

特に“やめてくれ”と言われることはないです。聞くところによれば山口組には“取材を受けてはならない”という規約があるそうで、現役の組員が取材を受けた例はないですね。ですが写真に関しては止められたことはないです」

事務所前に各雑誌が集まって写真を撮るときなどは、広報的な役割を担う組員が出てきて仕切る場合もあるという。

彼らが堂々とフレームに収まるのは“自分たちの存在をアピールしたいからだ”と見る向きもあるが本当のところはどうなのだろうか。関東に本部を置く有力組織の幹部によると、

「組によって写真を撮られるのを“良し”とするところとしないところがありますが、良しとしないところが大半です。

一応拒否はしますが、それでも勝手に撮るわけですから、こちらとしては無視するしかないですね。写真を撮られるのを決して喜んでいるわけじゃないです」

中には雑誌に載った写真を見せて自慢して回るようなミーハーな組長や組員もいるが、たいていは弱小組織の人間だという。

またそういう連中に限って、逆に雑誌社に取材を依頼してくることもあるようだ。

「最近は“どこどこの組の幹部が出所するので写真を撮りに来ないか”なんていう“取材依頼”が入ることがあります。名前を聞いてもよくわからない、いわゆる五次団体、六次団体のことが多いですね。

ヤクザ記事を多く取り扱う実話誌などは取材に行くようですが、一般紙は難しいですね。記事にしようがないですから」(写真誌記者)

“出所風景”は実話誌ではよく見られた記事だが、有名組長でもない限り、あるいは何か特別なニュースでないもないと一般誌では扱うことはない。その一般誌にまで取材依頼が来るようになったのはこんなワケがあるという。

「実話誌の中でも“ヤクザ記事”専門の雑誌が何誌かありました。ところが暴排条例などが整備されヤクザを含め反社会的勢力に対する締め付けがきつくなったと同時に、彼らを持ち上げるような記事を載せている雑誌に対しても厳しい目が注がれるようになりました。

銀行取引を停止されたところもあったりして、いくつかの専門誌が廃刊になっています。それまで喜んで取材してくれる雑誌がなくなったことが影響しています」(前出・実話誌カメラマン)

アピールできる場所がなくなりガッカリしている人たちがいる一方で、写真を撮られることを良しとしない人たちは、

「清田総裁への司六代目の訪問を、《(抗争の激化で)厳戒態勢の中にあっても表舞台出てくる余裕をアピールするよい機会だった》とか《稲川会と友好関係にあることをアピールしたいという狙いがある》とか言われていますが、そんなことはないですよ。

清田総裁は病を患い、回復したということでお見舞いに訪れたわけです。親しくしている人が病気になったときにお見舞いに行くというのは、ヤクザだけでなくどの世界にもあることでしょう」(前出・有力組織幹部)

迫力ある写真を見ると、どうしても強い主張を感じてしまうのだが、決してアピールなどないと語気を強める。

雑誌が彼らの取材するのは、何かと話題が多く世間が注目しているから。山口組を巡る抗争が激化する懸念がある今、暴力団の写真が誌面に掲載されることが多くなりそうだ…。

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