持続化給付金2億円詐欺事件 知人が語る主犯格のセコすぎる素顔 | FRIDAYデジタル

持続化給付金2億円詐欺事件 知人が語る主犯格のセコすぎる素顔

松江大樹容疑者(31) 六本木のバーで起こした金銭トラブル、学生相手に怪しい投資セミナー 国税局職員ら17 人が検挙

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社長を務めていた六本木のバーで、スタッフと記念撮影する松江容疑者。恵比寿で肉バルも経営していたという
社長を務めていた六本木のバーで、スタッフと記念撮影する松江容疑者。恵比寿で肉バルも経営していたという

「松江は昔からとにかく自分を大きく見せたがるタイプでした。買ったブランド品を見せびらかしたり、『俺はこの歳で不動産を持ってるんだ』としょっちゅう吹聴していました」(松江の知人)

新型コロナ対策の持続化給付金2億円を騙し取ったとみられる巨額詐欺事件。その”主犯格”とされるのが、松江大樹容疑者(31)だ。松江は6月に逃亡先のドバイから帰国したところを逮捕されたが、7月4日、新たに給付金100万円を詐取した容疑で再逮捕された。

「今回の事件では、現役の東京国税局職員だった塚本晃平容疑者(24)を含む総勢17人が検挙されました。警視庁は松江がグループの指示役だったと睨み、裏付け捜査を続けています」(全国紙社会部記者)

松江は大学卒業後、一度は就職したものの脱サラ。その後はマルチ商法にのめり込んでいったという。

「数年前まで恵比寿駅の東口近くで肉バルを経営し、実業家を名乗っていました。その一方で、大学生を集めては熱心にマルチ商法をレクチャーしていた。周囲も『松江はマルチで儲けてる小ズルい奴』という認識でした。恵比寿の行きつけのシーシャバーで、学生相手に、頻繁に怪しいセミナーも開いていた」(同前)

’17年11月には知人と一緒に六本木でバーをオープンした。オープン当初、松江はこう豪語していたという。

「『俺は友達が多いからたくさん客を呼べる』と、自慢していた。が、松江の知り合いはまったく来ませんでした。マルチ商法の勧誘をされ、友達はみんな離れていったんでしょう」(バー関係者)

バーオープンから1年あまりが経ったころには、金銭トラブルも起きた。

「突然、松江が『店のカネ300万円が勝手に引き出されている!』と騒ぎ出したんです。でも、店の通帳を管理していたのは社長である松江。他のスタッフは口座番号すら知らなかった。松江は経営陣の一人を犯人扱いしていましたが、みんなカネにがめつい松江の自作自演を疑っていました。結局、その出来事が原因でバーは閉店となりました」(同前)

その後、カネにセコい男が行き着いたのが給付金詐欺だったというわけだ。警察の取り調べに松江は、「仲間が勝手にやった」と供述しているという。

逃亡先のドバイから帰国した松江容疑者。本人は容疑を否認しているが、仲間は「松江が指示役だった」と主張
逃亡先のドバイから帰国した松江容疑者。本人は容疑を否認しているが、仲間は「松江が指示役だった」と主張

『FRIDAY』2022年7月22日号より

  • PHOTO蓮尾真司(2枚目)

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