感動ドラマはここから始まった 進め! 金足農業野球部

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8月22日の夕刻。バス、飛行機を乗り継ぎ3週間ぶりに学校に戻った金農ナイン。左から吉田輝星、菊地亮太、高橋佑輔、菅原天空

全国から注目を集めた金足農業高校の地元、金足追分(かなあしおいわけ)。吉田輝星選手たちが練習してきたグラウンドをひと目見ようと全国から観光客が殺到し始めている。

「男鹿なまはげライン」こと男鹿線の起点・追分駅から周囲の田園を見ながら約10分歩けば、同校の校門が見えてくる。生徒たちから「花道」と呼ばれている、校門から本校舎へと真っ直ぐ伸びる一本道の右手に広がるのが野球部グラウンドだ。本校舎の背後には、準々決勝試合中に9匹の子豚が生まれたことで話題となった畜舎や鶏舎、ビニールハウス、果樹園、そして「金農(かなのう)水田」が広がる。同校がローソンとコラボして生まれ、秋田県民にはおなじみの「金農パンケーキ」も8月23日から県内店舗で急遽再発売された。

「農業で生きる秋田県の人間にとって、農協や信用組合などに就職できる農業高校は、けっして”ダサい”存在ではありません。金農は歴史があり、就職率100%。頭のいい子もあえて進学してきます。農業を営む父親が我が子を母校に行かせたがることも多く、それだけに『金農愛』は強いんです」(秋田市・中学教師 54歳)

13年連続初戦敗退を契機とし’11年に秋田県を挙げて立ち上げた「高校野球強化プロジェクト」。甲子園ベスト4入りを目指す5年計画だったが’15年夏に成田翔(かける)投手(現ロッテ)擁する秋田商がベスト8まで進んだことで3年延長し、計画最終年の今年、ついに目標を達成した。”聖地”となった金農グラウンドで、新たな物語が始まろうとしている。

18万9470平方メートルと甲子園球場の3.5倍もある金足農業高校の敷地。広大なグラウンドにはこんな素朴なスコアボードが

甲子園出発前に書かれたダッグアウトのスローガン。金農ナインは「東北で一番」を目指していたのがわかる

同校は今年創立90周年。「雑草軍団」の愛称は、1984年夏に初出場ながらベスト4に進出した時に有名になった

本誌未掲載カット

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撮影:児玉大祐

 

Photo Gallary7

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