ザギトワに完勝した紀平梨花 「次は4回転ジャンプ!」と宣言!

16歳フィギュア少女の進化は止まらない

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12月11日、凱旋帰国した紀平は、成田空港でメダルを掲げて笑顔を見せた

「1年ほど前、紀平さんと私の教え子たちで、一緒に遠征に行ったんですよ。ジュニアの頃から『紀平さんはずば抜けて才能のある選手だ』という噂をよく耳にしていたので、どんな選手か楽しみにしていたのですが、実際に目の当たりにしたら驚きました。ジャンプを跳んでも、ほとんどミスをしないし、表現力も含めて総合的にレベルが高い。間違いなく3年後の北京五輪ではメダル候補になるし、現段階で彼女の実力は世界一と言ってもいいかもしれません」

そう語るのは、日本フィギュアスケーティングインストラクター協会副理事長の、大西勝敬(よしのり)氏(64)だ。

12月9日、カナダ・バンクーバーで行われたグランプリファイナルで、紀平梨花(16)が自己ベスト(233.12点)を更新し、見事優勝を果たした。平昌五輪金メダリストの絶対女王・ザギトワ(16=ロシア)も下す快進撃で、日本中は”紀平フィーバー”に沸いた。

「紀平選手の武器は言うまでもなく3回転半ジャンプ。今一番のライバルと言われるザギトワ選手でさえ3回転半を跳べないことを考えると、彼女のレベルの高さがわかります。とはいえ、ロシアのジュニアにはトルソワ(14)、シェルバコワ(14)など、4回転を跳ぶ選手がいることも事実です。’22年の北京五輪には、そんな女子選手が何人もいるはずなので、確実に習得する必要は出てくるでしょう。現在、シニアの中で4回転に一番近いのは紀平選手ですから、将来彼女が跳んでくれる可能性は十分にあります」(元フィギュア女子日本代表・渡部絵美氏)

4回転ジャンプの成功は、紀平にとって念願そのもの。今大会後にも、「今はまだ80%の実力しか出せていない。100%の演技をするためには、4回転を跳ばなくては」と意気込みを語っている。12月21日開幕の全日本選手権(大阪)後には、本格的に4回転トーループの練習に取りかかり、早ければ来年3月の世界選手権(埼玉)で初の4回転成功に挑む。その後のオフでは、4回転完全習得のための海外合宿まで計画しているという。

「紀平さんは、ロシアで4回転を跳ぶ選手たちのことを、相当ライバル視しているはずですよ。とはいえ、彼女も練習では4回転トーループを成功させたことがあると聞いています。そう遠くない未来に、試合で4回転を跳ぶ彼女の姿が見られるかもしれません」(前出・大西氏)

浅田真央に続くヒロインとしてますます期待が高まる紀平。まずは、次の世界選手権で4回転ジャンプの成功を期待したい。

本誌未掲載カット
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  • 撮影蓮尾真司(1枚目写真)

Photo Gallary4

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