「出演拒否」で批判…生稲晃子「安倍元総理”選挙利用”」現場 | FRIDAYデジタル

「出演拒否」で批判…生稲晃子「安倍元総理”選挙利用”」現場

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「当確」が報じられた後、安倍元総理のポスターの横で、涙ながらにあいさつする生稲氏
「当確」が報じられた後、安倍元総理のポスターの横で、涙ながらにあいさつする生稲氏

7月10日投開票の参院選で初当選を果たした『おニャン子クラブ』の元メンバー・生稲晃子氏(54)の「出演拒否」が波紋を呼んでいる。

「10日夜に放送された、池上彰氏(71)がキャスターを務めるテレビ東京系選挙特番『池上彰の参院選ライブ』内での出来事です。番組内で池上氏がこの番組を含めた、すべての選挙特番への出演を生稲氏が『拒否』したことを明かしたのです。さらに番組内では『出演拒否』の理由を独自取材し、生稲氏の陣営関係者から『(生稲氏が)国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りない』というコメント得たことを紹介しました。これに対し、生稲氏の陣営は選挙特番に一切出演しなかった理由として、一部メディアの取材に『当確が出る時間がわからず、時間的制限があった』と説明しています」(全国紙記者)

池上氏は番組内でこう苦言を呈した。

「そもそもぜひ私に(投票を)と言い続けてきたわけですよね。当選が決まるのであれば『これからこういうことをやっていきます』ということを、みなさんに伝えるということが政治家としての責務、責任ではないのかなと思います」

かねてから生稲氏には、メディアからのアンケートが他の候補者と瓜二つという「コピペ疑惑」が報じられるなど、資質を疑問視する声があった。そんな生稲氏が選挙最終盤に安倍晋三元総理の銃撃事件を「選挙利用」しているともとれる現場を本誌は目撃している。

7月●日、銀座で街頭演説を行う生稲氏
7月9日、銀座で街頭演説を行う生稲氏(撮影:岩崎大輔)

7月9日の選挙戦最終日、銀座四丁目の交差点に生稲氏がいた。生稲氏はピンクをイメージカラーにしていたが、この日は白のポロシャツに黒のアームガード姿でこう訴えた。

「昨日、安倍元総理が凶弾に倒れました。このような蛮行を許していいのでしょうか。民主主義の根幹を揺るがす、こんな行為を許していいのでしょうか。私は絶対に許しません」

選挙スタッフも黒の喪章を付け、うちわ型の政策ビラを配ると、次々とはけ、買い物客は足を止めた。生稲氏は最終日の演説に安倍元総理が応援に駆けつけてくれる予定だったことを語り、思い出を披瀝した。

「私は安倍先生に『演説が苦手なんです』と話したら、『大丈夫。慣れるから。私も始めた頃は苦手だったんですよ』と励まされた。励ましていただいたときの、あの優しい笑顔を忘れることができません」

生前の安倍氏を思い出したのか、涙声でこう続けた。

「安倍元総理が目指した日本を私たちが引き継いでいく。そのためにこの選挙戦に勝たなくてはならない。私を国会に送ってください」

前出・記者が語る。

「選挙戦中に『情勢調査で生稲が思ったほど伸びない』ことに選対が危機感を募らせていました。そこで無党派層を取り込むにはどうすべきかと議論がされ、『今井絵理子と組んでみては』と提案があったそうです。それで『イクイマコンビ』として売り出すことになった。6月26日、浅草の雷門前に二人が登場すると、2000人ほどの聴衆が集まり、陣営としても手応えをつかんだようです。ただ、それでも生稲氏は決して安全圏とは言えなかった。選挙戦終盤に、安倍元総理のことを繰り返し語っていたのは、その危機感の表れだったのでしょう」

これが功を奏したこともあり、生稲氏は初当選を遂げた。

「時間的制限」があったとはいえ、池上氏が言うように、有権者への説明は政治家の何よりの責務と責任である。これから生稲氏には6年の任期、そして多額の歳費が支払われる。その意味を生稲氏はわかっているだろうか。

  • 撮影鬼怒川毅

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