メディアを締め出し…安倍元総理銃撃事件「統一教会」会見の舞台裏 | FRIDAYデジタル

メディアを締め出し…安倍元総理銃撃事件「統一教会」会見の舞台裏

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メディアに配布された会見要旨。〈ご招待したメディア様〉という言葉がある

「日本の国民が尊敬し、愛する偉大な指導者を失い、大変心が痛む。宗教指導者の一人として、このような重大な結果が起きてしまったことを大変重く受け止めている」

そう語ったのは、「世界平和統一家庭連合(旧:統一教会)」の「日本教会会長」である田中富広氏だ。

7月11日14時、「統一教会」が都内のホテルで記者会見を開催した。安倍晋三元総理が銃撃された事件で、山上徹也容疑者(41)がその動機として、「宗教団体に恨みがあった」ということを供述している。その宗教団体が、この「統一教会」であると報道されていることを受けてのものだ。

「会見は都内のホテルで開催されました。田中会長が会見にのぞみ、『山上容疑者は信者ではない』『山上容疑者の母親は教会員で1ヵ月に1回程度の頻度で行事に参加してきた』『山上容疑者の動機や献金問題については、警察が捜査中であると思われるので言及は避けさせていただく』といった発言をしました」(全国紙記者)

この会見に先立ち、同団体からメディアに会見要旨が配られた。そこには、

〈この度の記者会見はご招待したメディア様のみの入場となります〉
〈各メディア様4名までの参加者とさせて戴きます〉
〈各社からのご質問は一つまでとさせて戴きます〉

と書かれていた。会場に詰めかけたフリーランス記者が語る。

「会場に入れたのは全国紙やテレビ局などの大手メディアだけです。現場には、会見を取材しようと週刊誌系のメディアやフリーランスの記者など数十名が集まった。しかし、教会の広報担当者はがんとして大手メディア以外の入場を認めませんでした。『会場の都合』と言うのなら、『ご招待したメディア』は4名も入れるにもかかわらず、非大手メディアは一人も入れないのはおかしいでしょう。

さらに『入れないなら、せめて会場のドアを開け放して、外から見られるようにしてほしい』と要望を出したにもかかわらず、それすら認められなかった。締め出された中にはこれまで教会に対して、厳しい取材や執筆を行なってきた書き手もいた。大手メディアと違って我々が入ると、自由に質問をするなど、コントロールが効かないと思われたのではないでしょうか」

会見から締め出された記者たち

田中会長は、参加メディアを制限した理由を会見内でこう語った。

「私どもの法人の数カ所の教会に心ない電話があった。あるいはメディアからの心ない取材攻勢を受けている。信徒たちを守っていくのも法人の責任者の責務であると感じているので、今回はそれなりに信頼できるメディアの皆様にきていただいた」

田中会長は「今後も個別に取材に対応する」と語ったが、これだけの事件についての会見でありながら、なぜ取材を制限するのか。肝心の部分を「捜査中なので」というコメントに終始するなど、「説明責任」を果たしたと言えないのではないだろうか。

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