異常気象に投資チャンスあり!いま大注目の「”猛暑銘柄”20」 | FRIDAYデジタル

異常気象に投資チャンスあり!いま大注目の「”猛暑銘柄”20」

グリコ、マンダム、ホシザキほか、夏の“常連”から「意外な銘柄」まで

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駆け込み需要で賑わうビックカメラ新宿東口店のエアコン売り場。設置工事待ちが発生しているケースもあるとか

コロナ禍で「巣ごもり需要」が生まれたように、世間で異変が起きれば新たなビジネスチャンスが生まれる。今年の早すぎる猛暑の到来も、投資の好機と言えるだろう。例年と比べて一足早く投資家の注目を集めているのが、気温が上昇してくると株価が上がる「サマーストック」と呼ばれる銘柄だ。今年は常軌を逸した気温になる日が続くが、“猛暑株”はどんな銘柄に着目すればいいのか、投資のプロの意見を聞いてみよう。

まずは、サマーストックの常連と言われる銘柄だ。証券アナリストの宇野沢茂樹氏は、次のような企業を挙げる。

「サマーストックの定番が、洋傘の製造日本一のムーンバットです。一般的なレイングッズの需要はもちろん、日傘の需要が今年はいつも以上に高いです。男性が日傘を差すことが一定の市民権を獲得しはじめたことも好感されているからです。また、夏といえばアイスの季節ですが、気温が30度を超えるとアイスクリームよりも氷菓が売れるとされています。お菓子メーカーでは、『アイスの実』など氷菓に強い江崎グリコが挙げられます。

外食関連では、業務用厨房機器大手のホシザキが上昇の兆しです。都市部でコロナ第7波の懸念はあるものの、外食産業の回復と猛暑の両面から、ホシザキの需要は高まるはずです」

その他、猛暑でスポットライトが当たる銘柄では、男性用化粧品のトップランナーであるマンダムがある。日焼け止めや制汗用シートなどの需要はコロナ禍で落ち込んでいたが、ここにきて上昇の兆し。現在、マンダム株は近年の最高値の半値付近を推移しているので、買い時と言えるだろう。

あまりにも暑いと、外に出かける気力もなくなる。猛暑はレジャーや買い物にも大きな影響を及ぼす。証券ジャーナリストの今野浩明氏はこう語る。

「炎天が続けば、外出を控えて室内で過ごす人が増えるはずです。任天堂のような巣ごもり需要で伸びた銘柄が、再び脚光を浴びるかもしれません」

前出・宇野沢氏も次のように言う。

「危険な暑さになると、海水浴や遊園地など屋外レジャーは控えるようになり、冷房の効いた屋内レジャーのほうが人気を集めるでしょう。ボウリングやカラオケなど複合施設を展開するラウンドワンは、既存店の売り上げも伸びてきているので狙いどころだと思います。買い物のための外出も消極的になり、暑いと近場か、車でまとめ買いできる総合スーパーで済ませるようになると予測できます。その点では、セブン&アイ・ホールディングスが注目銘柄です。コンビニの利便性や『イトーヨーカドー』ブランドを持っていることが強みになります」

自然災害に備える銘柄は?

日照りが続くと、心配されるのが水不足だ。今年は西日本を中心に、早くも取水制限や減圧給水が実施された。7月初旬の“戻り梅雨”で一時解消されたものの、夏本番を前に懸念は消えない。マーケットアドバイザーの天野秀夫氏は、猛暑の水不足関連銘柄を挙げる。

「目下のところ急上昇しているのが、家庭向けにミネラルウォーターを宅配しているプレミアムウォーターホールディングスです。’22年3月期の決算では過去最高益を更新し、企業の成長力も高まっています。配当金に加えてカタログギフトから選べる株主優待も評判で、水不足が全国的に深刻化すれば個人投資家からの買いがさらに集まるでしょう」

一方で、’18年の記録的な猛暑の際もそうだったように、厳しい暑さが続いた年はゲリラ豪雨や台風など、自然災害が発生するリスクが高まる。そうすると注目されるのが、インフラ関連だ。マーケットバンク代表の岡山憲史氏は次の2銘柄をピックアップした。

「ショーボンドホールディングスは、コンクリート補修の最大手で、橋梁やトンネル、高速道路などさまざまな社会インフラに関係している企業です。万が一、土砂崩れなどの自然災害が起こった場合、インフラの耐久性や安全性が指摘されることになり、補修・保全関連の企業の価値が高まるでしょう。ライト工業は、斜面を人工的に補強する法面(のりめん)工事や地盤改良で実績が多く、ショーボンドHDと同様に、自然災害の関連銘柄として押さえておく必要があると思います」

最後に、猛暑で業績が伸びるかもしれない「意外な銘柄」はないだろうか。前出・天野氏はこう言う。

「エアコンに長時間当たっていると、ドライアイの原因になります。今年6月にIPO(新規株式公開)したばかりの坪田ラボは、近視や老眼、ドライアイを改善するサプリや医療機器を開発しています。ロート製薬が大株主で、低位株なのが魅力的です。
他には、ビッグデータ分析で実績を伸ばすALBERT(アルベルト)も“猛暑株”に該当すると思います。気象庁が提供している気象データを活用して、電力需要の予測や飲食業界における食材調達の最適化をサポートするビジネスを展開している企業です。電力不足という観点では、再稼働の議論が高まっている原発の製造を請け負う三菱重工業に買いが入るかもしれません」

どこまで異常気象が深刻化するか読めない今年の夏。手堅い銘柄から「風が吹けば桶屋が儲かる」的な銘柄まで“猛暑株”を網羅的に押さえておきたい。

猛暑で屋外よりも屋内のレジャー志向へシフト。巣ごもり需要の再来で、任天堂のゲーム機などが売れる可能性も

『FRIDAY』2022年7月22日号より

  • PHOTO共同通信社 時事通信社

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