大谷翔平が活躍の裏で…エンゼルス「罵声怒号の深刻ベンチ裏」内紛 | FRIDAYデジタル

大谷翔平が活躍の裏で…エンゼルス「罵声怒号の深刻ベンチ裏」内紛

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6月27日のマリーンズ戦で大乱闘に。後方に大谷の顔が見える(画像:時事通信社)
6月27日のマリーンズ戦で大乱闘に。後方に大谷の顔が見える(画像:時事通信社)

「◆※〇*▲#!」

逆転負けを喫した7月2日(日本時間)のアストロズ戦後、エンゼルスのクラブハウス内シャワー室から放送禁止用語の怒声が響いてきた。大谷翔平(28)も「ビックリして足を止めた」と、報道陣に語っている。エンゼルスには、強いフラストレーションが溜まっているようだ――。

エンゼルスは7月11日に、ア・リーグ東地区のオリオールズに4連敗を喫し借金は11に膨らんでいる。同西地区4位に低迷し、ワールドシリーズ進出はほぼ絶望的な状態。球宴に二刀流で出場する大谷の活躍ばかりが目立つが、チーム内の雰囲気は最悪だ(成績は7月12日現在)。

「6月8日には12連敗を喫し、マドン監督が解任されました。後を継いだネビン監督代行も、6月27日のマリナーズ戦で大乱闘を起こし10試合の出場停止に。今季のエンゼルスは、トラブル続きなんです」(スポーツ紙担当記者)

凡ミスにベンチ内で大暴れ

エンゼルスでは、低迷するチーム状態を象徴するような内紛が相次いでいる。メジャー事情に詳しいスポーツジャーナリストの友成那智氏が紹介するのは、前述の7月2日のアストロズ戦で起きた騒動だ。

「エンゼルスの先発は右腕ローレンゼンでした。アストロズの先発が好投手ハビエアだったので、相当気合が入っていたようです。しかし3回、なんでもないゴロを3塁ウェイドがエラーします。ウェイドは3塁に不慣れなユーティリティ選手ですが、失策でローレンゼンの集中力が切れた。その後連打を浴びて6失点KOとなりました。

ベンチへ引き上げる際、ウェイドは謝罪の意味もあったのかローレンゼンの腰をポンと軽く叩きます。この行為がローレンゼンの不満を爆発させました。ベンチ内で手あたり次第モノを投げて大暴れ。事態を重くみたチームはウェイドを解雇し、ローレンゼンを故障者リスト入りさせました」

選手間のいざこざは、これだけではない。友成氏が続ける。

「7月5日のマーリンズ戦でのことです。8回に相手打者の打った右中間へのフライを、捕球しようとした中堅守トラウトと右翼手ウォードが衝突を避けるために身を引いた。2人とも補球できず、平凡な外野フライが2塁打となってしまったんです」

直後に、2人は激しい口論となる。

「右中間のフライは、中堅が優先だぞ!」

「右翼に近い場所にボールが来たでしょう!」

友成氏は、チーム状態が良ければ起きなかった内紛だと語る。

「トラウトは、決して人をなじるような選手ではありません。好調時ならベンチに戻ってから、人目につかない場所で紳士的にウォードを注意したはずです。チームは自身の不振でストレスが溜まり、感情が抑えられなくなっていたのでしょう」

大谷が熱望する「(ワールドシリーズ進出をかけた)ヒリヒリする9月」は、遠のくばかり。負けがこみ内紛続きのエンゼルスの先行きに、光は見えない。

  • 写真時事通信社

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