安倍元総理銃撃事件で拡散された『旧統一教会』ともう一つの宗教名 | FRIDAYデジタル

安倍元総理銃撃事件で拡散された『旧統一教会』ともう一つの宗教名

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送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者。犯行理由に宗教団体への恨みを口にしているが…

参院選が終わり、安倍晋三元首相“銃撃事件”の捜査が本格化する。安倍元首相は7月8日に奈良市内を訪れた際、元海上自衛官で無職の山上徹也容疑者に背後から散弾銃で銃撃され、亡くなった。

殺人容疑で送検された同容疑者は調べに特定の宗教団体の名を挙げ、

「母親が団体に多額の献金をして破産した。家庭を崩壊させた団体に恨みがあった」

と供述している。この「特定の宗教団体」をめぐっては、2つの団体名がネット上で拡散。ひとつが11日に会見を行った『世界平和統一家庭連合(旧統一教会)』だ。

同教会の田中富広会長は山上容疑者が教団の信者ではなく、過去に信者だった記録も存在してないとしたうえで、

「山上徹也容疑者の母親は当法人の協会員であり、これまでも1カ月に1回程度の頻度で教会の行事に参加してまいりました」

と、発言。ただ献金額については、

「たどり切れていない」

と話している。

「旧統一教会がこれほど早くマスコミ対応するとは思いませんでした。それほど安倍元首相の“死”は大きい出来事ということでしょう」(ワイドショー関係者)

そんな旧統一教会よりも早く、9日に緊急声明を発表したのは『世界平和統一聖殿日本本部(略称・日本サンクチュアリ協会)』だ。公式ホームページに「安倍晋三元首相狙撃事件に関する声明文」と題し、

《まず、最初に安倍晋三元首相の御逝去に接し、心からの哀悼を捧げます》

と安倍氏に弔意を表した。その上で、同本部は、

①日本サンクチュアリ協会は、山上徹也容疑者と接点も関係も一切ありません。また、同容疑者は過去にも当協会集会等への参加記録等も一切ございません。

②また、山上容疑者の母親が宗教団体に献金を捧げて来たとの報道ですが、当日本サンクチュアリ協会では、一円たりとも献金をいただいた事実はありません。

③安倍元首相との当協会の関係ですが、そもそも、私どもは自由と正義、平和を愛する日本国民として、安倍晋三元首相を尊敬し、多くの政策を支持し、応援をして参りましたのは事実ですが、2015年3月1日設立の歴史の浅い当協会が、安倍元首相から祝電をいただくとか、集会に来ていただくとか何かをして頂いたという事実は一切ございません。

と書いている。要するに、山上容疑者が敵視する宗教団体は「うちではない」という主張だ。

実際に捜査関係者を取材しても、当初から否定されていた。他方、もう1つの懸念が母親ではなく、山上容疑者自身が「サンクチュアリ協会に入信していたのではないか?」という説だ。全国紙記者によれば、

「サンクチュアリ協会は統一教会の分派で、現在は方向性を異にしている。同協会は米国での拳銃の所持を重大な権利と位置付けており、全米ライフル協会との関係も深い。山上容疑者が銃装備していたのも、同協会の“教え”によるものでは? という憶測がネット上で広まったのです」

という。これに同協会は声明文の中で、

④当協会は日本国憲法の下で法を遵守し、違法行為を行っているということは、一切ありません。銃による山上容疑者の犯罪と当サンクチュアリ協会を結びつける悪なる意図をもった一切の行為に関して謝罪を求め、撤回を願います。

と強い口調で否定している。

思わぬ形で注目を浴びた2つの宗教団体。安倍元首相「暗殺」という前代未聞の凶悪犯罪を起こした山上容疑者は、法の裁きを受けなければならない――。

  • 写真共同通信

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