今夜スタメン!鈴木武蔵が語る「電撃移籍の舞台裏とW杯への想い」 | FRIDAYデジタル

今夜スタメン!鈴木武蔵が語る「電撃移籍の舞台裏とW杯への想い」

7月25日に行われるパリ・サンジェルマンVS.ガンバ大阪戦にも先発出場。Jリーグ復帰のウラ話から日本代表への想いまで語り尽くす

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ガンバ大阪のホーム、パナソニックスタジアム吹田で撮影に臨んだ鈴木。カメラを向けるとリラックスした表情を浮かべた

「海外での2年間を経て、対人もスピードもディフェンスとの駆け引きも、いろんな面で成長できました。Jリーグでは進化した姿をぜひ見てほしいです」

6月30日、一人の日本人選手が海外リーグでの武者修行を終えてJリーグへと帰還した。186cmの巨躯に抜群のスピードを併せ持つフォワード・鈴木武蔵(28)。ベルギー1部・KベールスホットVAからJ1・ガンバ大阪へ移籍するや、7月16日に行われたセレッソ大阪戦で早くも新天地デビューを果たした。

本誌の独占インタビューに、冒頭のように抱負を語った鈴木。移籍を決めた背景について聞くと、選手としての率直な想いを明かしてくれた。

「4月中旬にベルギーリーグのシーズンが終わった直後は、海外でプレーを続けたいという気持ちと、日本でやりたいというどちらの思いもありました。そんな中で一番熱心に誘ってくれたのがガンバさんでした。片野坂監督(51)や強化部長の方々がいろんなデータをもとに、具体的なプランを出してくれた。僕は今まで優勝経験がないのですが『ガンバの10個目のタイトルが僕の初めての優勝で成し遂げられたらいいな』と次第に思うようになっていきました。

クラブを通じて正式なオファーが来たのは6月下旬ごろ。最後まで悩んだのは古巣のコンサドーレ札幌でした。ただ、日本に戻るならまだ行ったことのない、新しい環境に挑戦したかった。数日間で契約をまとめ、6月30日に発表となりました」

海外挑戦前に所属していたコンサドーレ札幌については、現在も大切なクラブだと明かす。それでも「タイトル争いができるチームでより自分を高めたかった」とガンバ大阪を選んだ理由を語った

7月7日には早くもチーム練習に合流した。ガンバ大阪に来てからは驚きの連続だったという。

「大阪はとってもあつい。ファンの熱気も、あと気温も(笑)。サッカーの環境はトップレベルで、海外とも遜色ないと思います。サッカー専用のスタジアムがあって、クラブハウスも併設されていて。さすがタイトル争い常連の強豪だと思いました。

あと面食らったのは関西弁ですね。僕は群馬県出身なんで元々は標準語、海外では主に英語でしたが、関西弁が一番引っ張られますね。たまに自分のイントネーションがわからなくなる(笑)。そこにも慣れていかないといけませんね」

ベルギーリーグでは2年間で51試合に出場し7ゴールを記録。2年目のシーズンは背番号10を付けるなど中心選手として活躍した。成長の手応えについて聞くと、真っ先にあげたのがフィジカルだった。

「対人面の強さは海外じゃないと味わえなかったと思います。対峙するディフェンダーは基本190cm以上。その上スピードもある。そんな相手に競り負けずに前線で攻撃の起点になることを求められていたので、対人戦のクオリティーは一番上がったかな。

あとは精神的にもタフになれたと思います。外国人枠を割いてチームに呼ばれた以上、期待もプレッシャーも大きかった。自分から監督やチームメイトに『こういうプレーをしたい』って直接伝えないといけないから、そういう部分も成長できたと思いますね」

 

フィジカル以外にもディフェンスラインの裏を取る動きに注目してほしいと語る。クラブでも代表でもゴールに飢えている

インタビュー中、「挑戦」という言葉を何度も口にした鈴木。移籍を決断したのも、新天地でのタイトル奪取に意欲を燃やすのも、全てはサッカー選手として挑戦し続けたいという想いからだ。

「ルヴァンカップは札幌時代に決勝まで行って、あと一歩手が届かなかったタイトルで思い入れは強いです。獲れるタイトルは全部狙っていきます。個人的にはリーグでの二桁ゴールというのはいつも意識しています。残りは12試合しかないですが、できるだけ多くの得点と、チームにパワーを与えられるようにやっていきたいと思います」

さらに鈴木は「人生で一番の挑戦」として、今年11月に行われるカタールW杯を掲げている。U-16から各年代の代表に招集され、2016年にはリオ五輪の舞台でもゴールを奪った。2019年に憧れのフル代表に初選出されて以降、今まで9試合に出場している。

「自分には、日本代表のほかのフォワードにはないフィジカルがある。だからクラブで結果を出し続ければ、W杯でも必要とされると信じています。U-16から年代別の日本代表を経験してきているので、代表は僕にとって本当に特別な場所です。最近は遠ざかっていますが、もう一度返り咲きたいという想いは人一倍強いです」

現在の代表でプレーしたい選手を聞くと、2人の名前を挙げてくれた。

「一番ボールを受けてみたいって思うのは鎌田大地(25)。アシストもゴールも決められるようになり、攻撃センスに一段と磨きがかかっている。すごい勢いで成長しているし、近いうちに移籍して新たなステージに行きそうですよね。一緒にプレーしたらどんなボールを出してくれるのか、すごく気になります。

あとはずっと日本代表で一緒にプレーしてきた拓実(南野・27)。世界一のクラブで2年間、出場した試合ではしっかり結果を出していて、同い年として本当に尊敬しています。同じタイミングで拓実も移籍しましたし、お互いに成長した今、どんなプレーができるのか気になります」

「日本代表に選ばれたら、出た試合では絶対にゴールを決める」と闘志を隠さない鈴木。そこには海外挑戦で得た自信が感じられた。最後に改めてカタールW杯への想いを聞いた。

「今の代表には他にも同じベルギーリーグでプレーしていた純也くん(伊東・29)とか、ずっと一緒に戦ってきた選手が多い。そんな仲間たちと夢の舞台に立てたら、それは奇跡というか。自分の人生の中でも一番大きな出来事になると思う。本当に、出られたら最高ですね。そのためにもまずガンバで結果を出して、自分の価値を証明していきたいと思います」

日本を代表する大型フォワードの挑戦は終わらない。

鈴木武蔵(すずきむさし)/1994年生まれ。群馬県出身。ポジションはフォワード。小学校2年生からサッカーを始め、各年代の日本代表に名を連ねてきた。自身初の自著『ムサシと武蔵』が徳間書店より発売中
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