メンバー契約解除…「BTS妹分」に衝撃「壮絶イジメ騒動」の中身

「BTSの妹分」と期待されるガールズグループに、衝撃が走っている。

「BTS」と同じ韓国の芸能プロダクション「HYBE」に所属する６人組ガールズユニット「LE SSERAFIM」（以下「ル セラフィム」）が、７月20日にメンバーの一人ガラム（16）の契約解除を発表したのだ。「ル セラフィム」は、今年５月にデビューしたばかり。メンバーには元『IZ＊ONE』の宮脇咲良もいる、多国籍グループだ。

「『ル セラフィム』は出だしから絶好調でした。デビューアルバム『FEARLESS』は、発売１週間でガールズグループの初動としては過去最高となる約31万枚を売り上げ。MVの再生回数は6400万回を超えています。『BTS』の活動休止理由の一つとされる、兵役義務も関係ない。韓国芸能界期待のグループです」（韓国紙記者）

メンバーが一人抜け、今後は５人で活動することになる「ル セラフィム」。人気絶頂のユニットの出鼻をくじいた騒動の背景には、契約解除されたガラムの「壮絶イジメ疑惑」がある。

「４月にガラムと同じ中学に通っていたという匿名の人物Ａ氏が、ネット上に『１年ぐらい脅され精神的なストレスを受けた』『イジメが原因で転校した』と書き込んだんです。ガラムが『電話に出ないとブッ殺すぞ』と記したとされる、メッセンジャーアプリのキャプチャー画像もアップされました。

所属事務所は書き込みを即座に否定。友人同士のトラブルが歪曲され、ガラムは被害者だと主張します。しかしＡ氏は５月に、証拠文書という書類をアップします。『学校暴力対策自治委員会結果通報書』というタイトルで、そこには『加害生徒は１年３組キム・ガラム』と書かれていました」（スポーツ紙芸能担当記者）

「植木鉢で頭を殴った」

さらにＡ氏の弁護士は、声明も発表する。書類は本物であること。事務所が事実を認めなかったため、Ａ氏はさらなる精神的苦痛を受けていること。認めなければ、今後も証拠を公開すること。謝罪をしてほしいこと……。

声明を受け、所属事務所はガラムが学校から処分を受けたことを認める。一方で、ガラムのイジメは否定。トラブルは、Ａ氏がガラムの親友Ｂ氏にイヤがらせをしたのが発端だと訴えた。

「ガラムが、Ａ氏の横暴に対し抗議したとの主張です。事務所によると、Ａ氏はＢ氏の下着姿を勝手に撮影しSNS上で公開したとか。ガラムが抗議したところ、Ａ氏はイジメを受けたと校内委員会に報告。『ガラムがレンガや植木鉢で友人の頭を殴った』などという、噂を流されたそうです。一連の騒動で精神的なダメージを受けたガラムは、活動休止に追い込まれました」（同前）

所属事務所は一時、虚偽の情報に対し法的措置も辞さないと表明していた。だが騒動から月日が経ち、検証するのは困難と判断。未成年のガラムの精神状態も鑑み、今回の契約解除にいたったとみられる。事務所は、こんなコメントを発表している。

〈ル セラフィムは５人体制で活動を続ける予定です。当社は、彼女たちがアーティストとして持続的に成長する姿をお見せできるよう、最善を尽くしてサポートしてまいります〉

好スタートも思わぬ騒動に見舞われた、韓国の人気ガールズユニット。メンバーが一人減ったとはいえ、変わらぬパフォーマンスを期待したい。