死亡のまま書類送検…立憲民主党議員が遂げた”謎の死”の理由 | FRIDAYデジタル

死亡のまま書類送検…立憲民主党議員が遂げた”謎の死”の理由

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7月22日、警視庁が豊島区議会の古堺稔人元区議(57)を容疑者死亡のまま書類送検していたことが報じられた。古堺氏は立憲民主党会派に所属しており、会派に支給された政務活動費約700万円を着服した疑いがもたれている。「FRIDAYデジタル」では5月28日に、古堺氏が死亡したこと、そしてその背後にこの横領事件があったこと、そしてその事実を立憲民主党がかたくなに公表しようとしなかったことを報じていた。以下に再録する。

容疑者死亡のまま書類送検された古堺氏(画像は本人のHPより)

「FRIDAYデジタル」の取材により、5月24日に豊島区議の古堺稔人氏が亡くなっていたことがわかった。享年57。古堺氏は豊島区議会の立憲民主党会派に所属していた。

「今日(5月27日)の午前中に会派の幹事長が古堺さんの訃報の紙を持ってこられました。『(古堺氏が)病気療養中のところ、逝去されました』という旨が書かれていました」(豊島区議会事務局)

古堺氏は88年に早稲田大学商学部を卒業後、ゴルフ場やスキー場の開発・運営企業や保険代理店などを経て、11年に豊島区議に初当選。15年に一度落選したものの、19年の統一地方選で当選し、再び豊島区議になった。落選中にはNPO法人に勤務して障害者福祉に従事したり、議会では性暴力根絶を目指す決議案に携わるなど、人権派の精力的な区議として知られていた。

関係者には「病気療養中」とされているが、実は古堺氏の死には多くの謎がある。豊島区議会関係者が話す。

「5月23日、午前10時から古堺氏と、区議会議長や副議長などとの面談が予定されていました。しかし時間になっても古堺氏が現れない。重要な面談だったので、方々に連絡をとったところ、警察から『古堺氏が自宅で自殺を図った』と連絡が入ったのです」

古堺氏は同日昼頃に豊島区内の自宅マンションから緊急搬送された(池袋消防署はFRIDAYデジタルの取材に「その時間帯にその住所に救急車が出動したことは間違いない」と回答)。古堺氏は一時は容態が持ち直したと思われたが、24日の未明に亡くなったという。前出・区議会関係者が続ける。

「古堺氏にはある疑いがかけられていたのです。それは政務活動費を私的に流用したのではないかというもの。豊島区議会に立憲民主党会派の区議は3人いるのですが、その3人の政務活動費は古堺氏が管理する口座に一括で振り込まれていた。3ヵ月分まとめて振り込まれ、金額は135万円。昨年末に、このうちの一人の議員が自身の事務所の家賃が2ヵ月連続で口座から引き落とされなかったことを不審に思い、調べ始めたのです」

今年1月、その区議が弁護士を通じて古堺氏に口座の出入金記録の開示を求めた。古堺氏も弁護士を立て、「整理するので少し待ってほしい」などと回答していたという。3月末に古堺氏側からようやく届いた回答には、次のような内容が記されていた。

〈政務活動費135万円のうち、約115万円は自分のカードローンの返済に充てました〉

古堺氏は障害者福祉や性被害についてなど、精力的に活動していたが……(画像は本人のHPより)

税金を原資とした政務活動費を自分の借金の返済に使っていたということがわかり、立憲民主党内で大きな騒ぎになった。立憲民主党の関係者が話す。

「古堺氏は4月半ばに池袋署に出頭し、警察から取り調べを受けていました。どういう理由で借金をしていたかはわかりませんが、これは税金の横領です。にもかかわらず古堺氏は当初は辞める気はなかったようなのです。

事の大きさから、党内の一部の議員は古堺氏に自ら辞職して、きちんと記者会見をし、事件を公表するように働きかけていました。しかし、この横領事件を公にしたくないのか、党内の一部の議員は『辞めなくていい』と古堺氏を慰留していたのです。4月末にはこの問題を積極的に公表しようとする議員に対して、党内のある衆院議員が『これ以上追及すると、次の選挙で公認しない』…ともとれるような脅しをかけたこともありました」

3月末に事件が発覚して以降、古堺氏が辞職するか、そしてこの問題を公表するかどうかで立憲民主党内で揉め続けていた。そして5月23日の区議会議長などとの面談で、古堺氏の進退について話し合うことになっていた。しかし、その日の面談に古堺氏は現れず、亡くなったことがわかったのである。

立憲民主党に取材を申し込んだところ、「都連が対応する」と返答があったが、締切までに回答はなかった。

古堺氏の死についてはただ冥福をお祈りしたい。しかし、この横領の疑いについては、立憲民主党はきちんと説明をするべきではないのか。

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