秋葉原路上で…”コンカフェ”関係者が「暴力団幹部を刺殺」の背景 | FRIDAYデジタル

秋葉原路上で…”コンカフェ”関係者が「暴力団幹部を刺殺」の背景

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逮捕された佐々木容疑者

「救急車を呼んでくれ……」

路上に倒れていた男性はキズ口を手で押さえ、苦しそうに通行人へ訴えた。通報を受けた救急隊員がかけつけた頃には、意識不明の状態に。病院に搬送されたが、数時間後に死亡が確認された――。

亡くなったのは、山口組系暴力団幹部で東京都台東区に住む山中健司さん(34)だ。左脇腹を刃物で刺された山中さんが、倒れているのが発見されたのは7月21日の午後6時半過ぎ。場所は、JR秋葉原駅から200mほどの繁華街だった。

「目撃者によると、被害者の腹には犯行に使われたナイフの持ち手が見えたとか。刃の部分は見えなかったそうですから、相当深く刺さっていたと思われます。110番通報を受けた警察官が『横になっていて。スグに救急車が来るから』と励ましていましたが、路上に血があふれ出るほど出血がヒドかったようです」(全国紙社会部記者)

「シノギ」の減った暴力団員

事件現場には花束や手紙、被害者が好きだったと思われるビールの缶が……(画像は一部加工しています)

事件直後、近くの警視庁万世橋署に出頭したのは、神奈川県相模原市の職業不詳・佐々木文俊容疑者(35)だ。同署は翌日、殺人の疑いで佐々木容疑者を逮捕する。

「事件当日、佐々木容疑者と山中さんは秋葉原の喫茶店にいました。知人男性をまじえ3人で話し合いをしていたようです。山中さんが退席し店を出た時に、佐々木容疑者が持っていたナイフで刺殺。警察に対し『とっさに刺してしまった。間違いありません』と話し、容疑を認めています。

佐々木容疑者と山中さんの間には、トラブルがあったとみられています。佐々木容疑者は”コンカフェ(コンセプトカフェ)”関連の仕事をしており、山中さんとの間で金銭トラブルが発生していたようです。『みかじめ料』を要求されていたという話も出ています」(同前)

カフェの店員が暴力団幹部を殺害するという異例の犯行。元神奈川県警の刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が、事件の背景を解説する。

「暴力団対策法(暴対法)の強化などで『シノギ(収入を得るための手段)』が減り、生活に困っている暴力団員は多いんです。困窮した被害者が、かなり強く『みかじめ料』を求めたのかもしれません。

確かに暴力団の名前を出し、『みかじめ料』を要求することは暴対法違反です。だからと言って、容疑者の犯行が正当防衛とは認められないでしょう。被害者から襲われ、突発的に刺してしまったワケではないようですから。新型コロナウイルスなどの影響で、飲食業の経営も苦しいと思われます。容疑者は『みかじめ料』を拒否したことでトラブルになるのを予測し、あらかじめナイフを用意していたのかもしれません」

警察は、佐々木容疑者と山中さんのトラブルの詳細について捜査を進めている。

逮捕された佐々木容疑者(画像は加工しています)
  • 撮影蓮尾真司

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