70歳で”現役刑事”…『キントリ』『相棒』が”黄色信号”の訳 | FRIDAYデジタル

70歳で”現役刑事”…『キントリ』『相棒』が”黄色信号”の訳

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“優良コンテンツ”と言える「キントリ」だが…

ドラマ『緊急取調室』は“キントリ”とも呼ばれ、2014年にスタートした天海祐希(54)主演の大人気刑事ドラマシリーズだ。制作・放送するテレビ朝日にとって、『相棒』『ドクターX』には及ばないまでも視聴率をコンスタントに稼ぎ続ける”優良コンテンツ”となっている。

「50代以上の男女が支持する『ドクターX』と同じ木曜夜9時枠で投入され、上手くいきましたね。天海さん演じる、左遷を命じられた過去を持つ刑事と一筋縄ではいかない犯人との取調室での攻防に緊迫感とリアリティがあると評価が高い。元警察官による監修を受けた脚本が冴えていることも人気の大きな要因でしょう」(スポーツ紙デスク)

田中哲司以下、脇を固める俳優らも安定感があり、これまでシーズンを4つ、スペシャルを2つ重ねた。新たに映画版とスペシャルの撮影が進んでいるところだという。しかし、この“キントリ”にいま、ある問題が浮上しているという。

「ファンの間では『シーズン5も近いうちに』と期待が高まっていたようですが、先行きがあまり芳しくない。局内ではキントリは映画とスペシャルで終了し、『シーズン5は制作されない可能性がある』と言われているのです」(テレビ朝日関係者)

放映すれば2ケタの視聴率はほぼ間違いない人気ドラマがもう見られなくなるというのはいささか残念な気がする。いったい何があったのか?

「ネックになっているのは、警視庁捜査二課出身の刑事を演じる小日向文世さんのことです。小日向さんは実年齢で70歳が近づき(来年1月で69歳を迎える)、『リアルな警官役を演じるのは厳しいのでは』という声があるのです。新たに別の俳優を入れて新陳代謝を図るというのは『太陽にほえろ』の例を挙げるまでもなく、長寿ドラマやロングシリーズものによくあるパターンです。しかし、捜査チームを構成するピースとして小日向さんは余人をもって代えがたい役です。それで、『このままだとシーズン5は難しい』という話になっているようです」(同前)

そこで頭をよぎるのが、冒頭に名前を挙げた『相棒』だ。主演する水谷豊は今年7月で70歳を迎えた。この“小日向事案”や相棒役に初代の寺脇康文が復帰したことなどを勘案すれば、『相棒』からいつ引退してもおかしくないということになる。実際に寺島の復帰が発表された際には、水谷の“勇退”の可能性が大きく報じられた。

「キントリも相棒も、あくまでもフィクションですからリアルな年齢を気にすることはないのではないか、という見方はもちろんあります。確かに70歳で現役の刑事として働いている人はいないでしょうし、キントリはリアリティがウリな部分もありますから、年齢に整合性をもたせるための工夫が必要になってくるのかもしれません。しかし、“あくまでこれはフィクション”と楽しめる視聴者の方が圧倒的多数派だと思います」(大手芸能プロ幹部)

その一方でこんな見方も披露する。

「同じ相棒に出演してきた宇津井健さんや石坂浩二さんはいずれも、『実年齢マイナス20歳』くらいの役柄を演じていましたが、それくらいがさすがに限界なのかなと。警察の最高幹部と黄門さまみたいな老け役とはやはり違いますからね。小日向さんも水谷さんも、画面を通して70歳という年齢を感じさせるところはそんなにあるわけではなく、結局のところ、俳優がどう考えているかということなのだと思います」(同前)

キントリも相棒も、演じる役者、そして視聴者が“不自然”だと感じない限りは問題ないということだろう。ただ、裏を返せば、それが画面に表れたときが、“引き時”となってしまうのかもしれない。

  • 撮影坂口 靖子

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