ガーシー・東谷義和氏 国会議員として始まる「グーグルとの闘い」 | FRIDAYデジタル

ガーシー・東谷義和氏 国会議員として始まる「グーグルとの闘い」

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ついにYouTubeチャンネルが”BAN”されたガーシーこと東谷義和氏だが…(『ガーシーch』より)

ほっと胸をなでおろしている人は多いだろう――。

YouTuberであり参議院議員でもある『ガーシー』こと東谷義和氏のYouTubeチャンネル『ガーシーch』が凍結されて2週間が過ぎようとしている。

氏が所属する『NHK党』の立花孝志党首は、自身のYouTubeチャンネルで、

「この状況に関しては、僕は来るだろうなと思っていた。まったくもって焦っていません。来るべき時が来た」

と語っていた。アカウント停止の理由についても、最終的にはわからないとしながらも、

「ガーシーチャンネルがなくなることについては、ガーシーには申し訳ないけど、想定してました」

とあっさりしたものだった。

この立花氏の発言について、全国紙社会部記者はこう語る。

「立花党首は初めからわかっていて、ガーシーにやりたいようにやらせていたんでしょうね。ガーシーの発言が過激であればあるほど注目が集まり、集票にも繋がるという面もあった。

選挙前にBANされていたら、それはそれで絶対ガーシーを当選させようと同情票が集まったでしょう。どちらにしても立花党首の想定通りになったわけですから、ガーシーは十分に役割を果たしたも言える。ガーシーのアカウントが停止されても立花氏にとっては痛手ではないでしょう」

すでにTwitterも凍結されているガーシーだが、それでもまだまだ意気軒高。『FC2』や『インスタグラム』、『TikTok』など他のSNSツールを利用する。あるいは直接YouTubeで配信することができなくなったため、500 近くあるという“切り抜き部隊”を使って、自身の動画を切り抜いて配信してもらう方法や、他のチャンネルをジャックするなどあの手この手で戦い続けるようだ。

先日もインスタグラムのライブ配信があったが、内容はチャンネル登録者数100万人突破の記念としてYouTubeの運営会社であるGoogle(グーグル)から贈られるはずだった『金の盾』が届かなかったというもの。Googleが示したという理由は「ふさわしくない」ため渡せないとのことで、これにはガーシーも怒り心頭だ。

「めっちゃムカついたから『銀の盾』は2つあるんですけど、売ることにしました。欲しい人はオークションに参加してください、サイン書くからね」

と笑いも取っていたが、綾野剛や楽天・三木谷浩史氏を追撃する内容ではなく“暴露”もなかった。

さらにガーシーのシンパである『東京美容外科』の麻生泰医師のYouTubeチャンネルをジャックしたが、こちらも特に取り上げるほどの話もなく、視聴者からは「ガーシーは面白くなくなった」という声も漏れ始めている。

ガーシーが大人しくなったのは、自分のアカウントがBANされる以前のような調子で“口撃”を続けていると、“切り抜き部隊”のアカウントやジャックしたアカウントもBANされる恐れがあるということで、慎重になっていたのだろう。

だが、それでも“切り抜き部隊”のチャンネルが次々とBANされることになってしまった。 さらに麻生医師がツイッターでガーシーとのコラボ動画が削除されたとも報告した。 麻生医師が添付したYouTubeからの通告メールによると、動画が削除された理由はコミュニティガイドラインに違反しているからだという。具体的には、

《利用規約違反の扇動他のユーザーにYouTubeの利用規約違反をそそのかすようなコンテンツを投稿した場合、そのコンテンツは削除されアカウントは罰せられます。場合によってはアカウントが停止されることもあります。

過去に削除されたコンテンツ、または停止処分や制限を受けたクリエイターのよるコンテンツの投稿YouTubeの利用規約への違反により過去に削除されたコンテンツ、現在制限を受けているクリエイターが作成したコンテンツ、または同利用規約に基づき停止処分を受けたクリエイターが作成したコンテンツを投稿した場合、そのコンテンツは削除され、アカウントは罰せられます。場合によってはアカウントが停止されることもあります》

ということで、 今後もアカウントを停止されたガーシーとのコラボは“コミュニティガイドライン”に違反していると判断され何らかの処分を受ける危険があるということだ。

これを受けて、ガーシーはインスタグラムのストーリー機能で動画削除に触れ

「Googleもー少し上手にやれよ 露骨すぎやろ」

と語っていた。つまりGoogleが何がしかの圧力を受けて動いていると言いたいのだろうが、ウェブ系雑誌の記者によると、

「ガーシーは以前にも“警察がBANしようとしている”と言っており、アカウントの停止は圧力によるものだと思っているようです。ですがYouTubeの内部でも“よろしくない”という声が出始めていたそうです。

暴露がプライバシーの侵害に当たりますし、脅迫や営業妨害と取られても仕方ない動画もあります。怒りに任せて巻き舌で怒鳴り散らす姿に彼の動画を見たアンチでもない視聴者からもクレームが寄せられていたようです」

ネットから追放、発信不可能な状態では「万事休す!」と思われたが、さすがガーシー、なかなかしぶとい。今月末までにはオンラインサロンを開設し、そこで暴露を再開するという。

さらに“捨てアカ”という“BANされてもいいYouTubeアカウント”を視聴者から募集し、そのアカウントを使ってYouTubeに復帰するというのだ。20日に配信されたインスタライブで語ったところによればその時点で集まった“捨てアカ”は1781個。ガーシーは、

「1日1回配信して、すぐBANされても5年間毎日アップできるわー」

と語っていて、動画をアップする度に削除され、アカウントがBANされることが毎日繰り返されることになる。

いたちごっこが5年間続くことになるのだが、本人は「アリも集まれば巨象をも倒すって事を見せつけたろーや!」やる気は十分のようだ。

アテンドした芸能人の暴露から始まって綾野剛への集中攻撃、それが終息しないまま楽天・三木谷浩史氏との全面戦争に突入。そして国会議員となったら今度はGoogleとのゲリラ戦。『ガーシーch』が始まったとき、こんな展開になると誰が想像しただろうか。

だがさすがに、一時のような盛り上がりは感じられない。ガーシーをチェックしているスポーツ紙記者は、

「あれだけの人数の芸能人の名前を挙げていても、晒されたのは数えるばかりで、しかも誰も潰れていませんからね。少し飽きてしまったという人も多いようです。

原因のひとつは、何度も指摘されているように、一般人には馴染みのない人が度々登場することです。その人達に関して興味を持つのは業界人だけでしょうから、大手メディアが取り上げることはまずないですからね」

マスコミ視聴率も高かったガーシーだが、彼らからも“もういいかな”という声が多く聞かれるようになったという。

「1人の人間を声を荒らげてしつこく攻撃するより、名前を挙げた人たちを淡々と晒していったほうが面白かったでしょうし、アカウントをBAN されることもなかったのでは。今後、何が飛び出すか多少の興味はありますが、彼が晒した内容をそのまま報じることはないでしょうね。

彼を名誉毀損で訴える動きも出てきましたから、こちらも巻き添えを食わないように今後ガーシーに関しては慎重に扱うことになりそうです。その分露出が少なくなり、影響力も落ちると思われます」(同・スポーツ紙記者)

そして、気になるのは議員となったガーシーが今後どうなるかだという。

立花党首によると、ガーシーは8月3日招集予定の臨時国会に初登院しないばかりか、一生日本に戻ってこないという。それは逮捕されることを避けるためだとか。しかしこれには非難の声が出始めている。

「ガーシーのファンはそれでもいいんでしょうが、他の有権者からは“国会議員の仕事をなんだと思っているのか”という声が多く聞かれます。前例のないことなので、今後どうなるのかまったく見通しがつきません。

立花党首は先日、自身のYouTubeチャンネルで堀江貴文氏と対談したとき“ガーシーが除籍になることは100%無いと言った後に、99.99%と言い変えています。0.01%の可能性はあると見ているのでは。仮に除籍になっても誰か他の人が繰り上がるだけで『NHK党』としては何も困りませんし、党としては非難をかわすことができていいと思うのですが」(前出・全国紙社会部記者)

また、彼が逮捕を恐れて帰国しないと言ったことで、ガッカリしたという声も聞かれる。

「“失うものはなく、怖いものは何もない”と大見得を切っていたのに、これでは説得力がないとも言えます。関係者の間では逮捕される可能性は低いと見られていますから、余計にですね」(前出‧スポーツ紙記者)

このままずっと、ドバイから暴露話を発信し続けることになるのだろうか。これから5年間に渡るGoogleとの戦いは興味深いが、果たして世間の興味はいつまで持つかーー。

  • 取材・文佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

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