プロも騙された巧妙な手口 「地面師」事件に迫る!

大宅賞作家が注目のノンフィクション作品を上梓

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積水ハウス詐欺事件の舞台となった東京・五反田駅近くの「海喜館」前に立つ森功氏

「金融緩和や2020年オリンピック特需で、東京近辺の土地取引が活性化しています。光があれば、必ず闇がある。不動産売買の隙間を突くような詐欺事件が頻発しています。地面師と呼ばれる詐欺集団が、いま日本中で跋扈(ばっこ)しているのです」

こう話すのはノンフィクション作家の森功氏だ。森氏が詐欺集団の実態と犯行の真相をつきとめた著書『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』が12月6日に刊行。大きな反響を呼んでいる。

「先日、容疑者が逮捕された積水ハウス事件では55億円を騙し取られました。土地取引に慣れた大手企業でもコロリと騙されてしまうほど、手口は巧妙です。地面師事件はこれからも起こるでしょう。仮に懲役刑が確定したとしても、犯人は出所後にまた同じビジネスを始めるからです」

不動産会社や広い土地の所有者でなくても、地面師に狙われる恐れがある。森氏が続ける。

「現在、警視庁は積水ハウス事件とは別の地面師事件を内偵していて、その数は50以上と言われています」

土地の所有者であれば誰もが事件に巻き込まれる可能性があるのだ。

12月6日に上梓した『地面師』。当事者への取材から事件の真相を暴いた
  • 撮影濱﨑慎治

Photo Gallary2

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