プロ野球の来シーズンはすでに始まっている! 舞台裏真相レポート

加熱するベンチ裏の駆け引き 楽天・浅村争奪、西武・主力流出、ベイ・筒香渡米説ほか

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浅村と握手する石井GM

勝つべくして勝った浅村争奪戦

野球で負け、補強資金でも大差をつけられていたのに浅村栄斗(28・前西武)争奪戦でソフトバンクに逆転勝利。楽天の石井一久GM(45)は就任早々、大金星を挙げた――かに見えたが、「勝利は1年前から決まっていた」と言うのはスポーツ紙楽天担当記者だ。

「去年のオフ、銀次が用具担当者に『背番号が33から3に変わるから手配してほしい』とオファーしたのに急遽、撤回。3番は空き番号になっていた。理由は伏せられていたんですが、浅村が入団会見で背番号3のユニフォームを着ているのを見て合点がいきましたよ。浅村は元西武でいまは楽天でプレーする渡辺直人、岸孝之とメチャクチャ仲が良く、熱心に誘われていたらしい。石井GMとも趣味の車などを通じて昵懇(じっこん)なのだとか。浅村の父親が倉敷商業OBで、故・星野仙一さんの人脈を使って父親を押さえたともいわれています。作戦勝ちですよ」

日ハムが”変節”した理由

これまで育成優先で、年俸が高騰したベテランを次々と放出してきた日本ハムの”変節”も注目を集めた。オリックスのエース、金子千尋(登録名は弌大・35)と台湾が誇る4割打者・王柏融(ワンボーロン)(25)という大物のW獲りに成功したのである。

王の獲得には契約金等とは別に移籍金が1億円かかるため、ロッテ、西武、阪神など他球団は二の足を踏んでいた。

なのに、コストパフォーマンスを重視してきた日本ハムがなぜ――!?

「かつて日本ハムに台湾出身の陽岱鋼がいた関係で、現地でパ・リーグの試合が放送されているんです。中継は今年で打ち切られるはずだったんですが、王の入団によって延長された。仮に王が活躍できなくとも、営業的にはプラスになると判断したのでしょう」(スポーツライター・藤本大和氏)

ちなみに金子が改名した理由は「風水の先生に勧められたから」。オリックス時代の同僚が回顧する。

「オリックス時代、登板日も風水で決めているともっぱらのウワサでしたが、ついに名前まで(笑)。方角的に北海道は良かったのかもしれませんね」

金子に先発陣のリーダー役を期待する栗山英樹監督

西武の主力を続々流出させた戦犯

このオフ、「西武から通算18人がFAで流出している」という哀しい事実が話題をさらった。取材を進めると、球団関係者はすぐにA級戦犯を名指しした。

「球団幹部のAです。得意技は”心ない一言”。『出て行きたければどうぞ』が口グセで、昨年巨人にFA移籍した野上亮磨なんて『木村昇吾になるなよ』(広島時代にFAするも、どこも手を上げず自由契約となった)と言われたんだとか。楽天に移籍した岸は『花束いる?』と聞かれたと言われています。真偽は不明ですが、Aならやりかねない。彼さえいなければ、野上も牧田和久(パドレス)も残留の可能性はあったのです」

救いはAが近々、球団を離れるということ。義理人情に厚い渡辺久信氏(53)が来季からGMに就任。編成のトップとなる。失われた数年を取り戻せるか。

来季からGMになる渡辺氏

ベイ筒香は来季で渡米

侍ジャパン不動の四番、筒香嘉智(27)がDeNAでプレーする姿は来季で見納めとなりそうだ。

「来オフのポスティングでのメジャー移籍が確実視されています。すでに年俸は4億円。普通にプレーすれば5億円の大台に乗るでしょう。抑えの山﨑康晃が2億5000万円、宮﨑敏郎も1億6000万円と年俸が高騰。ロペス、ソトというタイトルホルダークラスの助っ人が二人もいるので、球団もとても全員を抱えきれなくなる。筒香だけは特別、という時代は終わってしまったのです」(スポーツ紙DeNA番記者)

野球教室で笑顔を見せる筒香

中日の勝ち頭を強奪したのは……

相思相愛だったはずが、遠距離になってから険悪になってしまったのは中日の勝ち頭、ガルシア(29)だ。

「帰国時には2年4億でまとまっていたのに、5年10億を要求してきたんだそうです。何らかの力が働いたのは間違いない。そんなカネを出せるのは巨人かソフトバンクか――と言われていたが、結局阪神が獲得した」(ベテラン遊軍記者)

ソフトバンクは浅村と西勇輝(28・前オリックス)を獲り逃がすも、「育成でカバーする」と余裕を見せている。

「浅村は楽天か残留という情報をキャッチしていたので、そこまで本気で獲りに行っていない。王貞治会長や工藤公康監督が出馬してないでしょ? 西はウチに興味があったらしいけど、本人自らウチの選手に聞き取り調査をしたところ、せいぜい先発3〜4番手とわかり、阪神を選んだんだとか。ウチには若手の有望選手がたくさんいる。燻(くすぶ)ってる彼らを使うべきですよ」(球団関係者)

気になるのは最近のドラ1が伸び悩んでいること。とくに即戦力投手として5球団が競合した田中正義(24)は心配だ。

「指にかかった真っ直ぐは素晴らしいんですが……記者が話しかけても、目を合わせようとしない。思い出すのは『リハビリを倍やればケガが2倍早く治る』なんて天然な言動が人気だった大場翔太(’16年に引退)。野球ではパッとせず、競輪選手を目指すも筆記試験で落ちたツワモノです。田中は大場に似ているんです」(夕刊紙デスク)

西と交渉する矢野燿大監督ら阪神首脳

開幕一軍が濃厚! 藤原のアキレス腱

田中とは対照的にロッテのルーキー、藤原恭大(18)はすでに一軍選手を上回る活躍を見せているという。

「全国区のスターがいないロッテにあって、藤原は別格。『ウエルカム!!藤原』グッズがバカ売れしている。すでに開幕一軍を確約したとの話も」(ベテラン記者)

だが、好事魔多し――記者が続ける。

「ちょうど1年前にケガした右ヒザがよくない。試合ではそれなりにプレーしていましたが、プロでシーズンを通してプレーしたらどうか? 目玉の新人だから営業的には使いたい。本人は痛くても痛いと言わない子。コンディションを見極めずに使うようだと危険です」

ベンチ裏の駆け引きの犠牲になるのは、いつも選手なのである。

入団会見に臨む藤原

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