自民党が嫌がる旧統一教会との「癒着報道」が終わらないワケ | FRIDAYデジタル

自民党が嫌がる旧統一教会との「癒着報道」が終わらないワケ

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合同結婚式で挨拶をする旧統一教会の韓鶴子総裁。自民党との関係が取りざたされているが…
合同結婚式で挨拶をする旧統一教会の韓鶴子総裁。自民党との関係が取りざたされているが…

連日、ワイドショーを賑わしている政治家と旧統一教会の関係。これでもかというほど、政権与党との関わりがあることが次々に明るみに出ている。

宗教団体の信者というのは熱心に働いてくれるうえに、組織票が欲しい政治家からすると非常にありがたい存在のようだ。

「統一教会側からしても、多くの政治家がバックについているようなもので、これほど心強い味方はいないでしょう。イメージの低下などもあり、団体の名称変更を所轄の文化庁に申請したが、長年認められなかった。

ですが、統一教会と関係が深いとされる世界日報から献金を受け、関連団体が発行する月刊誌で表紙に“抜擢”された下村博文氏が文科相だった‘15年に『世界平和統一家庭連合』という名称に変更。下村氏いわく“全く関わっていない”と主張していますが、役人が長年の前例を破って”霊感商法”が取り沙汰されていた宗教団体の名称の変更を許可したという言い分は、にわかには信じ難い」(全国紙記者)

共産党の宮本徹議員が当時の資料を文化庁に開示請求したところ、渡された資料は“規則変更理由”の部分が黒塗りになっていた。“理由”を知りたいのに、それを黒塗りにすることが許されるのであれば、どんなことでも“やりたい放題”になってしまう。

‘21年、衆議院議員会館で開かれた『日本・世界平和議員連合懇談会第一回総会』という会合には梶栗正義氏という旧統一教会関連の政治団体『国際勝共連合』の会長で教団の関連団体のトップも務める人物の姿が。その隣には細田衆院議長らをはじめ20人の議員が笑顔で写真を撮っている。そのほとんどが自民党の議員であるという。

さらに細田氏は‘19年に関連団体のイベントでもスピーチしており

「きょうの盛会を、会の内容を安倍総理に早速、ご報告致したいと考えております。韓鶴子総裁の提唱によって実現した、この国際指導者会議の場は、大変意義が深いワケでございます」

とはっきりとトップの名前まで口にしている。

これの説明をマスコミに求められると、細田氏は

《回答はすべて差し控える》

と回答した。

テレビでは連日、統一教会の話題で持ち切りだ。政治家からしたら過去の関連団体のパーティやスピーチなどの映像が掘り起こされることは苦痛でしかないだろう。しかしテレビ局は絶対に統一教会ネタをやめない理由がある。

「とにかく統一教会ネタは視聴率が抜群にいいんです。統一教会ネタが終わるとガクンと数字が下がる。そういう意味でも各局とことんまで統一教会特集をするのでしょうね」(ワイドショー関係者)

見方を変えれば、統一教会と政治家だけでなくテレビ局までが、持ちつ持たれつの“ウィン・ウィン”の関係ということかもしれない…。

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