独身のプロが教える「独身人生を肯定するシンプルな思考法」 | FRIDAYデジタル

独身のプロが教える「独身人生を肯定するシンプルな思考法」

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「ひとりが一番自由で気楽」しがらみが多い世の中、こう考える人が増えています(写真提供: Aflo)
「ひとりが一番自由で気楽」しがらみが多い世の中、こう考える人が増えています(写真提供: Aflo)

「おひとりさま」

そんな言葉が流行りだして数年、いまや当たり前に使われるようになりました。「ひとり旅」、「ひとり焼肉」、「ひとりカラオケ」…それまでは誰かと一緒じゃないと行動しづらかったことにも、堂々とひとりでチャレンジできる時代です。多様化が叫ばれる時代、「ひとりでいる」ことに偏見や抵抗が少なくなってきました。

結婚観も時代とともに変化しています。ひと昔前は男女ともに年頃になれば結婚を考えるのが「一般的」とされたものでしたが、今は「結婚はしたい人がする」という概念に変化しつつあります。とはいえ、20代・30代(かつて“結婚適齢期”と言われた世代)を過ぎても独身のままでいる人が、「どうして独身のままなの?」「いい人はいないの?」と、何かと疑問を持たれやすいことは、変わっていないのではないでしょうか?

結婚のボリュームゾーンである20代後半から30代前半にかけての未婚率の増加が顕著である。 「年齢階級別未婚率の推移」グラフ 資料元:総務省統計局「国勢調査」より
結婚のボリュームゾーンである20代後半から30代前半にかけての未婚率の増加が顕著である。 「年齢階級別未婚率の推移」グラフ 資料元:総務省統計局「国勢調査」より

「年齢階級別未婚率の推移」グラフは、年齢別未婚率の変化の割合を示しています。特に若い世代の未婚率は近年増加しており、「結婚を急いでいない」または「結婚そのものを考えていない」ケースも増えていることがわかります。

結婚せずに「独身でいること」を選択する人も増えている中、独身でいることの良さを描いた漫画『気づいたら独身のプロでした』が注目を集めています。

『気づいたら独身のプロでした』(著:カマタ ミワ) (C)カマタ ミワ/株式会社KADOKAWA。購入はこちらから!
『気づいたら独身のプロでした』(著:カマタ ミワ) (C)カマタ ミワ/株式会社KADOKAWA。購入はこちらから!

本作は著者のカマタ ミワさんの独身生活を描いたエッセイ漫画。独身でいることの魅力や楽しみ方、落ち込んだ時の対処法まで、独身ライフを充実させるための方法を、あらゆる角度から掘り下げています。

カマタさん自身、「独身でいること」を選択し、それを日々全力で楽しんでいます。独身ならではの“自由さ”を謳歌しつつ、自分で悩みを解消する方法を考えたり、時にはひとりで楽しむイベントを考案するなど、まさに「独身のプロ」。

もともと結婚願望がなかったというカマタさん。この漫画を描くに至ったきっかけをこう語ります。

「独身の数は増えているのに『独身』をテーマにしたエッセイ漫画が少ないと思っていました。また『独身』がテーマのドラマや漫画はあっても、登場人物が独身であることにどこか引け目を感じていたり、または社会に対して思うところがあって独身でいたり……という内容のものが多いと感じていました。

そこで、自分のように『ただ独身でいることが自分にとって自然だからそうしている』という人間が、その日常を描き続けるような漫画があってもいいのでは、と思って描きはじめたのです。つまり、自分が読みたかったものを描いている感じですね(笑)」

とはいえ、友人や親戚、特に上の世代から「いつ結婚するの?」と発破をかけられることもあるでしょう。時には独身だからと変人扱いされることも…。そんな時、独身でいることを後ろめたく思う人もいるはず。そんな人に、カマタさんはなんと声をかけるのでしょうか…?

「独身でいることをダメだと感じる人は、その理由が自分の中にあるのか、世間からそう言われるからなのかを切り分けられるといいですよね。

後者が原因の場合、もし世間の風潮に合わせて結婚したとしても、その後も世間が理想だと思う夫婦像や母親像を追求しなければ…と思い続ける人生になって、なかなか幸せを感じづらくなる人もいるのではないかと思います。

場合によっては、こうした風潮は人から幸せを奪いかねません。気づいたら自分もその潮流に参加してしまっていることもあるので、そうした風潮を、意識して無くしていきたいと思っています。それが、この漫画のひとつの意味ではないかと思っています。今はまさにその転換期なんじゃないでしょうか」

風潮に縛られて生き続ける人生は苦しい――結婚願望があっても無くても、自分にとって本当の幸せとは何かを問い続けることが必要ですね。

漫画の中で、カマタさんは「独身の良さ」を「思い立ったその日に海外に行けるタイプの自由」と語られています。たしかに、独身ならではのフットワークの軽さは魅力!ほかにはどんな自由があるのでしょうか?

「食に関しても自由、生活時間も自由、住みたい所にいつでも引っ越せて、インテリアなど住空間も自由、お金も時間も体力も好きに使えて、やりたいことに没頭・探求したり勉強など自分の能力を磨き続け投資し続けることができる、自分を主体に生きることができる、などなど。自由は人が享受できるものの中でトップクラスの贅沢だと私は思うんです」

ひとりならば、「自分を主体に生きることができる」。既婚者ならではの幸せもありますが、独身でいることにも大きなメリットがあるのです。

まだまだ日本には「人はこうあるべき」という既成概念が根強く残っていますが、今は多様性が叫ばれる時代。独身であるという選択肢がより理解される社会がそこまで来ているのかもしれません。

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