殺したのはホストだった恋人 成人式目前だった谷口夏希さんの無念
練馬・美人専門学校生遺体遺棄事件
「彼女とは入寮の歓迎パーティで隣になったことがありました。偶然、出身が長野県で同郷だったこともあって、地元トークで盛り上がったのを覚えています。ファッション好きで可愛くて、明るい人でした。まさか、彼女が事件に巻き込まれるなんて……。正直、いまだにショックですよ」(被害女性の友人)
12月10日、無職の熊沢義信容疑者(27)が、20歳女性の死体遺棄容疑で逮捕された。殺されたのは、都内の医療系専門学校に通う谷口夏希さん。彼女は練馬区内にある学生寮で殺害され、熊沢容疑者の実家がある福島県いわき市内の駐車場に無残な姿で発見された。
「熊沢容疑者と谷口さんは、恋人関係にありました。彼らが出会ったのは、池袋にある飲食店。二人はそこで同僚として働いていました。熊沢は地元で有名な不良で、未成年のころに警察沙汰の事件を起こしていたようです。彼女と出会うまでは、福島や神奈川でホストをして食いつないでいました。事件後、谷口さんの自宅からは熊沢容疑者が残したと思われる9枚に及ぶA4サイズのメモが見つかった。そこには、谷口さんを殺害したことがほのめかされていました」(全国紙・警視庁担当記者)
来年には成人式を控え、医療事務職での就職も決まっていたという谷口さん。志半ばで殺された彼女の無念は、いかばかりだろうか――。
- 撮影:蓮尾真司