旧統一教会の”著作権違反主張”に「テレビ業界が戦々恐々中」 | FRIDAYデジタル

旧統一教会の”著作権違反主張”に「テレビ業界が戦々恐々中」

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連日、旧統一教会について厳しく報じている『ミヤネ屋』。宮根誠司も教団の申し入れに何を思うのか…
連日、旧統一教会について厳しく報じている『ミヤネ屋』。宮根誠司も教団の申し入れに何を思うのか…

《今後、当法人の許可なく、当法人の著作物である映像等を無断使用することは絶対にしないで下さい。この警告にもかかわらず、無断使用をした場合には、法的手段を講じる所存ですのでご注意下さい》

7月31日、世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)が公式サイトに

《【報道機関各位】著作権映像の報道使用に関する注意喚起》

というマスコミの著作権違反を訴えるプレスリリースを発表した。

《報道機関(特に民放ワイドショー番組)が使用する映像コンテンツの中に、当法人(および韓国世界本部)に対して使用許可をとらない、明らかな著作権法違反とわかる報道内容が散見されるようになりました》

として、今後は無断使用には法的手段をとることを明言したのだ。

最近では『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)などをはじめ、統一教会関連の報道は過熱する一方だ。

その中には過去の合同結婚式や、政治家がイベントでスピーチする姿などが放送されている。では統一教会が主張する著作権のある映像とはどんなものか。このように詳細が書かれている。

《参考:PeaceTV、U-ONEニュース、家庭連合公式サイト、家庭連合公式 YouTube、当法人関連イベント盗撮映像 ほか》

ちなみに『PeaceTV』というのが、政治家がスピーチしているような映像が多くある媒体だ。

この注意喚起をマスコミはどのように捉えているのか。あるワイドショー関係者は、

「一部局の著作権の担当部署は弱気になってしまい、“統一教会の映像使用を控えてほしい”と各番組のプロデューサーに通達しました。追及していく深堀りの報道に関しては“報道引用”には当たらず、訴えられると負ける可能性が高いようです。ですので、生々しいイベントの映像などを使わずに、いかに関係者に取材したりスタジオなどでトーク展開したりできるかにかかっています。

正直言って強い映像が使えないとなると、視聴率が下がる可能性が高い。我々も本音を言うとピュアな正義感だけでやっている訳ではなく、視聴率が絶好調だからしつこく統一教会の報道をしている部分もある。数字が下がるようなことになれば、扱いはこれまでより減るかもしれません」

と現状を明かす。

とはいえ、“訴えるぞ”と構えられただけでテレビ局は“はい、わかりました。もう使いません”となるものなのだろうか。もしくは他局の使用状況を見ながら、他局が訴えられたかどうか確認してからというようなチキンレースに発展するのか。

「視聴率が良いということは、統一教会の在り方に疑問を抱いている人が多いという証です。日本の家庭が法外な献金によって崩壊したり、韓国の貧困家庭に日本人女性が嫁がされて困窮したりという現実があります。

政治家がそのような団体から支援してもらっているという状況は、やはり“報じるに値すること”であるのは間違いありません。国民の関心が高ければ高いほど、この報道は続くでしょうね」(テレビ局関係者)

このまま報道が尻すぼみになり、教団と政治家の“親密関係”が「無かったこと」になることだけは、避けたほうがいいと思うが…。

  • PHOTO川崎侑弥

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