政治部記者が呆れる「内閣改造の裏でハシャいだ二人の代議士」
2022年7月8日、参院選の応援演説中に起きた前代未聞の安倍晋三元首相暗殺事件。かつて“一強”と呼ばれた政権を率いた、
ケース① 林芳正外相(61)
事件当時、
「林さんは明らかにソワソワしていました。大切な外交の場なのに全く地に足がついていない様子。その後、
同じく山口県を地元とする安倍氏のことを林氏は常々「
その安倍氏が生前、「林さんは中国のハニートラップにかかっているでしょうね」と言っていたという大王製紙の元会長・井川意高氏のツイートにより「#ハニトラ」でトレンド入りした林氏。弱腰の対中姿勢は最近、より鮮明になっている。8月4日、中国が弾道ミサイルを発射した際の外務省から中国への抗議
ケース② 西村康稔経産相(59)
安倍派(清和会)の事務総長(当時)を務めていた西村康稔経産相は、安倍元首相が銃撃されたと知るやいなや、奈良県へ急行した。
「西村氏は“安倍氏の最側近”と自ら言って憚(はばか)らない。俺が行くしかないと思ったのでしょう。ただ、実際は安倍氏の評価はそこまで高くなかったはず。むしろ、この手の暴走で“清和会の和を乱す存在”というのが私の認識です」(
西村氏といえば、世界各国で撮影した女性の写真を自分のオフィシャルサイトでまとめた「
西村氏の奈良行きを察知した福田達夫氏(55・当時の総務会長)は、西村氏を“信長が本能寺で討たれた後の秀吉”にしてはならないと、
それでも西村氏は諦めず、
「参列した政財界の有力者へのアピールに必死でしたね。一方で我々のような“ただの友人”には知らん顔。弔問の場を利用しただけに見えてしまいました」
遺族を囲い込もうとしたのか、西村氏は“清和会の仲間であっても弔問は受けつけない”旨の文書を独断で配布。自民党内、特に清和会の議員から大きな反感を買った。その後、増上寺で行われた通夜・葬儀でも、
安倍・岸家を昔から知る地元支援者が語る。
「西村氏は山口県出身の故・吹田愰元自治相の娘婿。
参院選中、
「山口にはもう、安倍も岸も佐藤もいません!」
この発言はすぐ関係者に伝わり、反感と怒りを買ったという。安倍晋三という巨大な重しがなくなったいま、林氏や西村氏の他にも、これまで押さえつけられていた者たちが蠢き始めている。まとまりのない自民党、