ほんこん“安倍元総理批判”を非難した『笑い飯』哲夫に賛同のワケ
タレントのほんこんが8月12日、自身のユーチューブチャンネルで
『デモで安倍元総理批判→笑い飯哲夫「四十九日も経っていないのに… 僕は日本人の所業とは思えない」』
というタイトルの動画を投稿した。
視聴者から来たという質問で、お笑いコンビ『笑い飯』の哲夫が先日のネット配信番組で
「デモで安倍元首相を批判する方達について『日本人の所業とは思えない』とコメントしておりましたが、哲夫さんの考え方についてどう思いますか」
という質問を読み上げた。ちなみに哲夫の発言をまとめると
「安倍さんが亡くなられてからね、 まだ四十九日も経ってないわけなんですよね。 僕はすごく喪に服してるわけなんですけど。
四十九日経っていないなかで亡くなられた安倍さんをこうやって批判するというのは、僕は日本人の所業とは思えないんですよ。日本の文化というものを学んできている人間には行き着かないと僕は思いますね」
と番組でコメント。ほんこんはこのコメントを動画の中で何度も読み上げ、
「私ほんこんも思います。哲夫の発言はど正論」
と賛同した。
さらに77回目の「原爆の日」を迎えた6日、広島市中区の平和記念公園で、反戦・反核を叫ぶ団体がデモ集会を開き、拡声器を使ってシュプレヒコールを上げたことについてもほんこんは
「反戦反核を訴えているのではなくただその中で安倍さんを批判する。こういうのはどうなんかなと思います。考えたら違うかってもやったらあかんことちゃうかな」
「犠牲になられた方たちを、あなたたちはなんとも思ってないやん」
と哲夫の心中を代弁するように話した。
「“哲夫が言うてんのは”“哲夫の考えというのが質問で来たから言いますけど”と何度も何度も“哲夫が”を連発して“自分だけではないよ”ということをアピールしている印象を受けました。常に“愛国心”を語っていたほんこんさんにとって、同じ吉本芸人の中で同様の意見を堂々と発言した哲夫さんのことを、心強く思っているのかもしれませんね」(ワイドショー関係者)
それでも、地上波ではなかなか上記のような発言は厳しいようだ。
「芸人さんなどが情報番組のコメンテーターに数多く抜擢されていますが、まだまだ芸能人が、政治的な発言をすることはリスクがあります。それでも、堂々と自身の意見を話すほんこんさんや哲夫さんは、ある意味すごいと思いますね」(同・ワイドショー関係者)
全体を通して、ほんこんが言いたかったことは最後のコメントに集約されていたかもしれない。
「防止するような法案を早急に。“工作、スパイ”またこういうこと言うたら“やいやいやいやい”コメント欄に書いてくると思うんで。まあそういう方々がそうなんでしょうかと思うところでございます。以上!」
と締めくくった。
芸能人などの著名人が、自分の意見を積極的に語ることはまだまだ難しい。だがそのことが“タブー視”されることが無くなるよう、ほんこんや哲夫がその先鞭をつけていることは間違いないだろう…。
- 写真:産経新聞社