長澤まさみ”女子アナ役”で切り開く「新境地」とは
4年半ぶりの主演ドラマは社会派エンタメ作品
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「映画『モテキ』以来、大根仁監督とは11年ぶりのタッグですが、やはり息はピッタリ。彼女の成長ぶりと、大根監督がその演技に寄せる信頼を感じます」
芸能プロ関係者がそう語るのは、女優・長澤まさみ(35)のこと。彼女は今、10月スタートのドラマ『エルピス—希望、あるいは災い—』(フジテレビ系)の撮影真っ最中だ。
そのロケを晴海(中央区)の川沿いで目撃したのは、8月上旬。撮影していたのは、長澤と眞栄田郷敦(まえだごうどん)(22)がベンチに腰掛けて話し込むシーン。待ち時間の間、長澤は暑さにバテる様子もなく、スタッフと談笑していた。
本作で彼女は、かつて絶大な人気を誇るも、スキャンダルによって落ちぶれてしまった女子アナを演じている。郷敦扮する若手ディレクターらと共に、死刑が確定した連続殺人事件の真相を追う様子を描く社会派エンターテインメント・ドラマだ。
「彼女は『慣れはダメ。現状がベストではなく、成長した自分に』という思いを大切にしているそうです。30代になってからは破滅的な〝毒親〟からコメディエンヌな〝詐欺師〟まで、幅広い役を演じられるようになり、肩の力が抜け、演じ方も生き方もよりナチュラルでシンプルになり、以前より親近感を持てる存在になったと思います」(芸能リポーター・長谷川まさ子氏)
長澤の新たな魅力が開花する作品になりそうだ。
『FRIDAY』2022年9月2日号より
- PHOTO:足立百合