ガーシー「選挙公約47の暴露」は高額サロン入会への”宣伝”の声

「正直僕も含めスタッフ一同、寝ておりません」

ＮＨＫ党のガーシー参院議員が8月21日夜に暴露活動の拠点となるオンラインサロン『ＧＡＳＹＬＥ（ガシる）』のオープン予定が延期になることを謝罪した。

原因はシステム会社にあり、バグが改善されないためサロンが開始できないという。スタッフ一同、不眠不休で対応に追われているらしく、苛立ちを隠せない様子だ。

「正直かなり頭きてます」

と話し、顔は無精ひげを蓄えて憔悴しているようにも見える。

この暴露サロンは当初、8月21日に「特別配信」を行い、その後22日から31日までは「完全無料」のキャンペーンを予定。9月1日からは正規の開始となり、月額3980円と告知していた。

インスタのコメント欄には待望するファンたちのコメントであふれていた。

「独自のサーバーでユーチューブのように何万人もの視聴者が同時にやってくるとなると相当なサーバー費用になるでしょう。実際始まってみてからでないと負荷に耐えられるかも不明です。

ユーチューブの生配信時でさえ人が集まりすぎて接続が不安定になることがあったので独自サロンならサーバーがダウンすることも考えられます。月額3980円も払って万が一ロクに視聴できないとなるとクレームが多くなったり、退会する人も増えたりする可能性もあります」（ＩＴジャーナリスト）

そして有権者がガーシー氏に最も期待しているのは公約に掲げた47個の実名暴露だ。

ガーシー氏は選挙の際、イニシャルを使い実名を伏せた上で47個の暴露をした。当選すればこれを答え合わせのように実名で暴露すると約束したのだ。

すでに第1弾として、中曽根康隆衆議院議員と、木原誠二官房副長官の暴露をしたが、さらなる詳細については“サロンでやる”ということだった。

「ガーシー氏に投票した有権者の多くは、政治家などの不正を暴いてほしいと思って入れた人たちでしょう。インフレで連日物価が高騰する中、給料は変わらないという最悪の状況で生活は苦しい国民が多い。

毎月3980円もポンと出せる人は多くないと思います。サロン公開後にはインスタグラムやTikTokで公開するというのは、そういう人たちへの配慮でしょうね」（スポーツ紙記者）

公約の暴露話47個を改めてチェックすると“激ヤバ”の話ばかりだ。

“アーティストＡが傷害、監禁、致死に関与したがいまだに罰せられていない”

など、暴露したらとんでもない騒動に発展するようなものや芸能生命が絶たれるような話がズラリと並んでいる。

「ガーシー氏だけでなく、公約を全部守る政治家などほとんどいないと言っても過言ではない。しかし“暴露話でウソはつかない”という信念を持っているガーシー氏が他の議員と同じように“口だけの公約”ということはないでしょう。

もし、高額サロンへ入会させるための“宣伝”としての公約だったとしたら、有権者への裏切りと思われても仕方ないでしょうね。政治家たちを戦々恐々とさせるような暴露を期待したいです」（政治ジャーナリスト）

果たして、ガーシー議員は投票した人が期待しているような日本を揺るがす“暴露”をするのだろうか…。