32打席無安打に落球…日ハム清宮「トレード要員危機の特殊事情」 | FRIDAYデジタル

32打席無安打に落球…日ハム清宮「トレード要員危機の特殊事情」

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三振が増え打席でさえない表情を浮かべることも多くなった(画像:共同通信社)
三振が増え打席でさえない表情を浮かべることも多くなった(画像:共同通信社)

日本ハムの清宮幸太郎(23)に、まったくイイところがない。

8月は32打席ノーヒットを喫するなど、月間打率は1割台前半に低迷している。24日のオリックス戦では、目測を誤りファウルゾーンのなんでもないフライを落球。前日2つの見逃し三振をした28日のソフトバンク戦では、9試合ぶりにスタメン落ちとなった。

「清宮の不甲斐なさには、新庄剛志監督も呆れた様子です。24日の落球については『ちっちゃい頃から外でやっているわけだし、プロに入ってから難しくなったっていう風でもない。(スコアボードの)旗を見ればわかるでしょう』と苦言。28日のスタメン落ちでは、『見逃し三振2つはベンチの勢いがなくなる。そういう見逃しはしてほしくない』と怒りをにじませていました」(球団関係者)

今季、清宮は初の2ケタ本塁打を記録し4番にも抜擢された。しかし、シーズン終盤に入ると急失速。このまま不調が続けば、2軍降格の可能性もある。

新庄監督の方針転換

「新庄監督は、なんとか清宮をチームの主軸に育てようとしています。シーズン前には『ちょっとデブじゃね?』と減量を指令。ムダな肉を落とさせると、次のステップとして筋力の増量を命じました。効率よくパワーアップさせたいのでしょう。

打順も開幕当初はクリーンナップで起用も、シーズン中盤以降は1番に据えることが多くなっています。リードオフマンに求められるのは、出塁率の高さです。確実性の低さは清宮の欠点。ストライクゾーンはセンターへはじき返し、苦手な球でも逆方向に持って行けるように清宮に経験を積ませたいのだと思います」(同前)

だが最近の新庄監督の発言を聞くと、清宮をはじめとする若手育成から即戦力獲得に方針転換したように受けとれる。甲子園で活躍した高松商の浅野翔吾について「即戦力でしょう。(ドラフト)1位指名かな」とコメント。FA補強は「積極的に仕掛けていきたい。(球団に)トライしてほしいとは言いたい」と語っているのだ。

「熱心に指導しても、結果が出ない清宮に対してサジを投げがちなんです。(清宮が本職の)1塁では、新外国人選手を獲得しようという計画もあるとか。そうなると、清宮に居場所はありません。トレード要員になってもおかしくない。

清宮は育ちが良いのか、雰囲気がおっとりしています。口では『必死です』と言いながら、どこか危機感が薄い印象です。一度、不振に陥るとなかなか浮上のキッカケをつかめない。新庄監督も不甲斐なさを感じているのでしょう。たびたび『違うんだよなぁ』『もっとガツガツしてもらわないと』と苦言を呈しています」(スポーツ紙担当記者)

指揮官は、結果が出るまでいつまでも待ってはくれない。清宮が正念場を迎えている。

  • 写真共同通信社

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