香川照之 トヨタCM中止で朝番組降板もスルーしてきたTBSの罪 | FRIDAYデジタル

香川照之 トヨタCM中止で朝番組降板もスルーしてきたTBSの罪

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ついに朝の情報番組の降板を発表した香川照之。トヨタのCM放送中止が引き金になったか…
ついに朝の情報番組の降板を発表した香川照之。トヨタのCM放送中止が引き金になったか…

「超」がつく人気俳優・香川照之がついに崖っぷちに追い込まれた――。

きっかけは8月24日発売の「週刊新潮」で、’19年7月に銀座のクラブでホステス相手にセクハラ行為をしたと報じられたこと。被害に遭ったホステスはその後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症。香川を止めなかったとして、クラブのママ相手に’20年、損害賠償の請求訴訟を起こし、昨年、訴訟は取り下げられている。

一連の報道を受け、香川は金曜MCを務めるTBS系朝の情報番組『THE TIME,』の中で“ナマ謝罪”。

「私自身、自らの行動をしっかりと深く反省し、自戒の念をきっちりと持って、改めてまた日々をつとめていきたいと思っています。また、与えられていただける仕事に対しましては、しっかりと真摯に、真面目に、一生懸命、全力でこれまで通り挑んでいきたいと思っています。

そして何より、こうして一日をまた与えていただいていること、このことへの感謝を忘れずに過ごして参りたいと思います。重ねて、このたび、お騒がせをしておりますこと、大変に申し訳ございません」

と頭を下げた。

映画監督の榊英雄氏から始まった感のある芸能界の性加害報道。これまで俳優の木下ほうかや、映画監督・園子温氏などの名前が取り沙汰されたが、香川は彼らとは別格の大物俳優だ。NHKや民放キー局で関係していない局は1つもなく、一連の騒動をどう扱うか見ものだった。

そんななか、バリバリこの問題を取り上げてきたのがフジテレビだ。26日放送の朝番組『めざまし8』ではカズレーザーが

「どういう形で和解しているのか決着が済んでいるのか触れられていない」

とズバリ。同局の永島優美アナも

「(報道が)出てくることで女性は当時のことを思い出してしまうんではないか。個人的にはすごく心配」

と述べた。

28日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも、お笑いコンビ『アインシュタイン』河井ゆずるが、香川の酒席での振る舞いについて

「古い芸能界の感じをやってらっしゃるんだなと。飲み方というか。いまそんな飲み方してる人おるんやなと」

とチクリ。ウエンツ瑛士とモデルのトラウデン直美は被害女性がいる中でのメディアの報じ方について議論。トラウデンは

「性加害自体は止まってほしいので、報道として出る意味は…まあ、一部あるのかな」

と私見を述べた。

フジとは対照的に傍観しているのがTBSだ――。

本人がナマ謝罪した『THE TIME,』でも、ニュースランキングでは香川の話題は外され、視聴者から“圏外はありえない”とツッコミが相次いだ。

28日放送の『サンデー・ジャポン』と『アッコにおまかせ!』に至っては、見事なまでに完全スルー。ともに、芸能界で起きた1週間の出来事を振り返る番組だが、香川のトラブルは一切触れられなかった。

「編成の“上の方”から『扱わないでくれ』とお達しがあったと聞いている。うっかり口を滑らせそうなサンジャポMCの『爆笑問題』太田光さんもダンマリだったので、いつもより強めの“かん口令”が敷かれているのだと思う」(スポーツ紙記者)

TBSにとって香川は“お抱え俳優”のようなものだ。

大ヒットドラマ『半沢直樹』での大和田常務役のインパクトが強すぎるが、同じく池井戸潤氏原作のドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』や、『99.9―刑事専門弁護士―』シリーズ。『小さな巨人』『日本沈没―希望のひと―』など、枚挙にいとまがない。

「実は10月スタートの山﨑賢人さん主演の日曜劇場『アトムの童』にも“ラスボス役”でキャスティングされているそうなんです。これ以上、騒動が広がれば、スポンサー側から『待った』がかかるかもしれない。

そうなれば、撮影スケジュールなど甚大な影響が出ます。TBSとしては、嵐が過ぎ去るのを待つしかなかったのでしょうが…」(TBS関係者)

だが、9月1日発売の『週刊新潮』が写真付きで香川の“性加害”を2週連続で報じれば、同日発売のライバル誌『週刊文春』も彼のパワハラを報じている。そんな状況に、1週間様子見してきたCMスポンサーがついに動いた。

「香川さんは’19年から『トヨタイムズ』の編集長という役柄でトヨタ自動車のCMに起用されてきましたが、ついに放送見合わせが決定。年内での契約満了も発表されました。

それに呼応するかのように、“ナマ謝罪”までした『THE TIME,』も降板を決めました。この動きにCM各社やドラマなども続く可能性は高い」(テレビ局関係者)

一時期は“お咎めナシ”と思われた香川だが、ここまで続報が出てしまってはさすがに世論も黙っていない。“身から出た錆”なのだから、仕方ないのだが…。

  • PHOTO近藤 裕介

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