個人事務所設立で復活宣言！中森明菜「紆余曲折の激動半生」写真

〈長い間、ご心配をおかけしており申し訳ありません。ほんの少しですが、体調が良くなってきましたので、この度、お手紙を書かせていただこうと思いました〉

８月30日にツイッターを更新し、こうつづったのは歌手の中森明菜（57）だ。中森はツイッター上で手紙を公開。〈デビューをさせていただいてから40年になります。デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりました〉とも書き込んでいる。

「10年10月に活動休止を発表して以来、なかなか軌道に乗れない状態が続いていました。14年末のNHK紅白歌合戦にスペシャルゲストとしてニューヨークから中継し、４年３ヵ月ぶりに復活。16年と17年の年末にはディナーショーを開催しましたが、それから公の場には姿を現していません。

公開された情報によると、明菜さんは帯状疱疹に苦しんでいるようです。闘病生活は10年以上におよぶとか。10年の活動休止以降もシングルやカバーアルバムを出していますが、精神的に追い込まれ、なかなか人前で歌えない状況だと聞いています。直接会えるのも、ごく限られた人間だそうです」（大手レコード会社社員）

82年５月に『スローモーション』でデビューし、２枚目のシングル『少女A 』が約40万枚を売り上げるスマッシュヒットとなる。以来『北ウイング』『飾りじゃないのよ涙は』『ミ・アモーレ』などの名曲を連発し、日本を代表する女性アーティストとなった。だが、彼女の生き様は波乱万丈そのもの。激動の半生を、秘蔵写真で振り返りたい。

大晦日の緊急会見に同席した元カレ

『FRIDAY』が当時人気絶頂にあったタレントの近藤真彦と明菜のハワイ極秘デートをキャッチしたのは、86年１月だ。フロリダ経由でハワイ入りした近藤が向かったのは、ワイキキビーチ近くの高級ホテル。そのホテルでは、近藤の到着を待ちわびていた女性がいた。

「明菜さんです。２人の部屋は別々という厳戒態勢。昼間は別行動で夜になると合流し、５泊６日の極秘デートを楽しんでいたようです」（当時を知るベテラン芸能記者）

２人の交際は長く続かなかった。89年７月に、明菜は近藤の住んでいた自宅マンションで自宅マンションで自殺未遂を起こす。半年後の大晦日に明菜は緊急会見を開き、「わがままな行動に出てしまいお詫び申し上げます」と謝罪。会見には近藤も同席し、明菜の復帰に「お手伝いできて嬉しい」と語った。

「以来、明菜さんは１年ほど表立っての活動を休止します。米国などでのレコーディングは続けアルバムやミュージックビデオを精力的に出していましたが、一方で六本木などで泥酔する姿もたびたび目撃されていました」（同前）

90年代に入ると、ドラマ『悪女A・B』（フジテレビ系）に主演するなど明菜は女優としても活動の場を広げていく。しかし音楽ディレクターが彼女の男性遍歴などを暴いた暴露本を出版したり、交際の噂が出ていたマネージャーとの破局報道が出るなどスキャンダルが続出。徐々に、精彩を失っていく。

「18年８月のファンクラブの会報で、明菜さんは次のように記しています。〈さみしいねぇ…ほんとォーに…みんなに…会いたい…でも…無理かもぉー〉と。ファンの間では、もう明菜さんは音楽活動を続けられないのではと心配の声が上がっていました」（芸能プロダクション関係者）

そうした心配の声を一気に払拭したのが、今回の復活宣言だ。昭和から平成をかけぬけた歌姫は、どんな逆境を何度経験しようとへこたれない。再び明菜の美しい歌声を生で聴ける日は、遠くないだろう。ファンは、明菜の元気な姿を見られるのを待ち望んでいる。