山根明氏が語った日本ボクシング連盟・会長追放事件のその後

日本人を憤激させた悪党2018

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毎朝、喫茶店に行くのがドンの日課。週刊誌や新聞は嫌いだが、テレビ局のオファーは受ける予定だという

「なんやお前ら! なに勝手に撮ってんねん!」

12月中旬、大阪市内の自宅を出た日本ボクシング連盟前会長・山根明氏(79)は、本誌記者の姿に激怒した。

それもそのはず、’18年8月に会長を辞任するきっかけとなったのは、「暴力団組長との密接交際」を報じた本誌記事である。「フライデーだけは許せん」と怒るのも無理はない。

しかし、そこはさすが”ドン”と呼ばれた男。粘り強く取材交渉をすると、「いまからモーニングに行くからついて来いや!」と、懐が深いところを見せ、妻とともに喫茶店で約90分にわたりインタビューに応じた。

――辞任して後悔は?

「後悔は何もない。40年、男が信じた道を歩んできたんやから。可愛がっていた子たちの面倒を見きれなかったのは、心残りかもしれないけどな」

――暴力団組長との密接交際も含めて、さまざまな疑惑が噴出した。

「(暴力団組長とつき合いがあったのは)60年前の話よ。まあ、告発した連中にシナリオを作られたんやな」

――現在の連盟をどう見ているか。

「ワシは連盟と呼んでない。”海賊”と呼んでる。なんせワシを追い出して連盟を乗っ取ったんやからな。いまの会長(内田貞信氏)は45歳のガキで、しかも詐欺やら何やらの前科まである。ワシが反社会的な人間なら、告発した相手側も反社やないかい。まさに”海賊”や」

――「ガバナンスの欠如」を理由に、IOC(国際オリンピック委員会)は東京五輪でボクシングを除外する動きを見せている。

「ワシが会長としていれば、情勢は違ったやろね。ワシは”カリスマ”と自分で言ったんやない。人から言われたんや。ワシなら、世界に顔が利く」

――今後の活動は?

「テレビ局から出演オファーが山ほど来とる。ほとんどお笑い(バラエティ)やけどな」

――タレントになるのか。

「それも考えてる。仕事は自分で選びたいから、事務所には入らんつもりや。芸能界って、ちゃらんぽらんなところやと思ってたんだけど、テレビ出てみたら意外にも真面目な世界だとわかった。ウソばっかりついていては、生きていけん世界や」

――身体は大丈夫なのか。

山根氏の妻「心臓が強いから大丈夫。飲んでるのは糖尿の薬だけ。騒動の間は食事も喉を通らなかったけど、心臓が強いから騒動も乗り切れた」

――奥様以外に、山根さんを支えてくれる人はいるのか。

「一般の方々やね。道歩いてると、女子高生までサインや握手を求めてくる。『山根会長は正直です』『友達もあんな素晴らしい男性いないと言ってます』とか、言うてくれるんやで。やっぱりそういうのは力になるよね」

堂々と取材に応じた山根前会長。次に目指すのはバラエティ番組の”ドン”なのかもしれない。

本誌未掲載カット
  • 撮影加藤慶

Photo Gallary2

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