SNSで出会った未成年少女に性的暴行…21歳男の「悪辣手口」 | FRIDAYデジタル

SNSで出会った未成年少女に性的暴行…21歳男の「悪辣手口」

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送検される加藤容疑者。カメラマンを見つけると、鋭い視線を飛ばした
送検される加藤容疑者。カメラマンを見つけると、鋭い視線を飛ばした

またしてもネットを通じて、未成年が性犯罪の被害に遭う事件が起こってしまった。

8月31日、千葉県警察浦安署は強制性交などの疑いで加藤俊彦容疑者(21)を逮捕した。加藤容疑者は7月9日の午前11時ごろ、千葉県内の店舗の男性トイレの個室で、未成年の少女に性的暴行を加えた疑いが持たれている。

「県警は現場周辺の防犯カメラの映像を分析し、加藤容疑者を割り出しました。被害に遭った未成年の少女とはその日が初対面だったとのことです。二人はSNSで知り合ったようですが、事件が発覚したのは少女の母親が7月中旬に警察に届け出たことがきっかけでした」(県警捜査関係者)

送検時、うつむきながら姿を現した容疑者は、警戒にあたっていた警察官を見ると目つきが一変しカメラをにらみつける様子も見せた。憎しみが浮かぶ表情に反省の色は感じられない。わいせつ事件に詳しい弁護士の鈴木秀二氏が、強制性交罪の悪質性について解説する。

再犯の多い性犯罪だけに、どういう思いで犯行に及んだのか。動機については取り調べが続いている
再犯の多い性犯罪だけに、どういう思いで犯行に及んだのか。動機については取り調べが続いている

「被害者が仮に13歳以上だとしたら強制性交罪になることはなかなかありません。通常は児童買春などに収まることが多いですが、それは同意があればの話です。強制性交罪の容疑がかけられたということは、よほど少女の意思に反する形で行為に及んだことが、逮捕段階である程度あきらかだったということ。援助交際などの類ではない。より悪質な犯罪と考えられます」

暴行または脅迫を用いて性交を強いる強制性交罪は17年に施行された。いわゆるかつての強姦罪であり、それを継承したものである。今回、どういった量刑の判決が想定されるのか。鈴木氏が続ける。

「どの程度の暴行に及んだのかによりますが、強制性交罪は基本的に重い罪なので、仮に初犯でも実刑になる可能性が高い。その場合は、恐らく2年半~4年ほどではないか。そこに示談の有無や性行為の内容などが加味され、執行猶予がつくかどうか決まります。重い罪だからこそ、検察はまず実刑ありきから入ると考えられます。示談があって執行猶予になっても、最も重い判断が下されると考えられ、3年の懲役で5年の執行猶予くらいが妥当でしょう」

加藤容疑者は、容疑を一部否認しているというが、被害者にトラウマを与えてしまいかねない強制性交罪は、言うまでもなく極めて悪質な犯罪だ。一刻も早い捜査の進展と被害者への心のケアが望まれている。

  • 写真蓮尾真司

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