FAの目玉 楽天・浅村「残留濃厚も獲得強行しそうな意外な球団」 | FRIDAYデジタル

FAの目玉 楽天・浅村「残留濃厚も獲得強行しそうな意外な球団」

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大阪桐蔭時代から注目されていたスラッガー。昨季までのプロ12年間で通算本塁打230本(画像:共同通信社)
大阪桐蔭時代から注目されていたスラッガー。昨季までのプロ12年間で通算本塁打230本(画像:共同通信社)

今季FA権を取得した選手は、大物が多い。西武の正捕手・森友哉、阪神の主力投手・西勇輝、広島の主軸・西川龍馬……。

中でも去就が注目されるのが、楽天の主砲・浅村栄斗(31)だろう。西武で2度の打点王に輝き、18年オフに楽天へ移籍。20年には本塁打王のタイトルを獲得している。争奪戦参加に最も前向きといわれるのが、ソフトバンクだ。

「浅村が18年にFA宣言した際にも、楽天と最後まで獲得を争っていました。ネックとなったのが、当時監督だった工藤公康さんの存在だといわれます。浅村の若手時代、工藤さんは現役投手として西武に在籍していました。しかし2軍の打撃コーチだったデーブ大久保さんとともに、一部の若手選手からは疎まれていたそうです。そうした事情から、浅村は工藤さんの率いるソフトバングを敬遠したのではないかといわれています。

工藤さんは昨季退団し、今はいません。7億円ともいわれる浅村の年俸に見合う金額も、資金力豊富なソフトバンクなら払えるでしょう。ソフトバンクは、浅村をチームの柱として考えているようです」(球団関係者)

目立つのが嫌い

だが浅村を知るスポーツ紙記者は、ソフトバンク移籍の可能性は低いと考える。

「浅村はプロ野球選手には珍しく、目立つのを嫌うタイプです。よく『裏方に徹したい』と話していますから。10年以降7度のリーグ優勝と7度の日本一を誇る常勝ソフトバンクに加入すれば、自然と注目度が高まるでしょう。05年の創設以来1度しか優勝経験のない楽天は、浅村にとって居心地が良いようです。GM兼監督である石井一久さんとの仲も良好だとか。残留する可能性が高いと思いますよ」

それでも、獲得を強行しそうな球団があるという。

「巨人です。巨人は昨オフ、若手の育成に力を入れるため9年ぶりにFA戦線に参加しませんでした。しかし今季はBクラスに低迷。チーム打率も防御率もリーグワーストで、最下位転落の可能性もあります(成績は9月5日現在)。巻き返しに向け、今オフはFA補強を解禁するようです。

最重要の補強ポイントの一つが、浅村の本職2塁。今季の屈辱を晴らすため、金額面にしろ他の条件にしろ浅村を獲得するためなら、しゃにむに動くでしょう。浅村も規格外の好条件を提示されれば、気持ちが動く可能性はあります」(同前)

浅村は今後について「今はチームが優勝することだけしか考えていない。シーズンが終わってからゆっくり考えたい」と話している。FAの目玉はどんな決断を下すのだろう。

  • 写真共同通信社

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