外遊に1千万の宝石…韓国・大統領夫人「申告漏れの苦しい言い訳」 | FRIDAYデジタル

外遊に1千万の宝石…韓国・大統領夫人「申告漏れの苦しい言い訳」

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NATO外遊時の尹大統領夫妻。金夫人の胸に輝くブローチはティファニーのもので約268万円するといわれる(画像:AP/アフロ)
NATO外遊時の尹大統領夫妻。金夫人の胸に輝くブローチはティファニーのもので約268万円するといわれる(画像:AP/アフロ)

ヴァンクリーフ&アーペルのネックレス(約620万円)、ティファニーのブローチ(約268万円)、カルティエのブレスレット(約155万円)――。

大統領夫人が6月の北大西洋条約機構(NATO)歴訪時に身につけていたアクセサリーが、韓国国内で物議をかもしている。3点の総額は1000万円近く。8月30日に開かれた国会運営委員会全体会議で、野党議員はこう追及した。

「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が申告した資産に、(夫人がつけていた)宝石類はなかったようだが確認したのか。申告漏れではないのか」

この追及に、大統領夫人側は苦しい対応を強いられた――。

ファーストレディ金建希(キム・ゴンヒ、49)氏の人気はうなぎ上りだ。昨年12月には、ファンサイト「ゴンサラン(建希愛している)」が発足する。当初、会員数は3万人ほどだったが尹氏が大統領に就任した今年5月以降9万人を突破。現在は、10万人に迫る勢いを見せている。

「ファーストレディになっても、繁華街の市場で食事をテイクアウトするなど庶民的な言動が支持されています。私生活も自身のインスタグラムで気軽に公開しています。インスタに載った愛用の白いサンダル(約3500円)やスカート(約5500円)が話題となり、各ショップで完売に。韓国の大手通販サイトで『金建希』と検索すると、2500件以上がヒットするほどの人気ぶりです」(韓国紙記者)

虚偽の経歴で謝罪

一方で反発の声も強い。火種になっているのは、大統領選挙期間中に発覚した自身のスキャンダルだ。

「昨年12月、経歴詐称疑惑が明るみになり謝罪に追い込まれています。画家でもある金夫人は07年に私立大学の客員教授に応募した際、虚偽の経歴を志望書に書き込んでいたそうです。彼女は罪を素直に認めて頭を下げ、騒動は一旦終息しました。

しかし5月、韓国警察は虚偽経歴で金夫人を書面調査すると発表します。わざわざ、ソウル警察の長官が『無嫌疑を前提にしていない』と述べてです。『無嫌疑』とは不起訴になる場合の理由の一つ。金夫人がファーストレディとなり権力を手中にしたから、罪を逃れられたんだという憶測が国民の間に広がっています。ネット上には『夫人には失望した』という書き込みまであるんです」(同前)

冒頭の野党議員の追及に戻ろう。外遊で身につけていた高価なアクセサリーが申告漏れしているのではという指摘に対し、大統領室総務秘書官が夫人を代弁し、こう答えている。

「アクセサリー3点のうち2点は、夫人が知人から借りたものだ。もう1点は業者から購入したが、少額なので資産申告対象にならない」

だが秘書官は「知人」とは誰なのか、借用書の有無などについて明らかにしていない。野党側は猛反発する。

「ファーストレディが、わざわざ身につけるアクセサリーを知人から借りますか? ウソをつくから、疑惑が数珠つなぎのように次から次へと出てくるのではないですか? 素直に『申告漏れしたのは私の過ち』と謝れば、問題は大きくならずにすむんです」

夫人側の説明に納得がいかないのは、野党議員だけではない。国民からも「真実を話してほしい」という声が、日に日に大きくなっている。

  • 写真AP/アフロ

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