『ティモンディ』高岸の感動パフォーマンスは”素”か”キャラ”か

マスクからデイバッグ、スニーカーまで全身オレンジ一色の男。『ティモンディ』の高岸宏行（29）である。写真は今年の4月、高岸が汐留のラーメン店に一人で現れ、ラーメンを平らげた後、日本テレビに向かう様子を捉えたものだ。高岸といえば、自宅にあるものは私服から私物まで全てオレンジ色というのは有名な話。

「移動時やプライベート時に高岸があまりに目立ち、目撃情報が絶えないため、なんとかオレンジ断ちをしてほしいという相方の前田裕太（29）の要望で、昨年5月、二人は『ヒルナンデス!』(日テレ系)の『藤田ニコルのファッションレスキュー』に出演しました。ユニクロやH&Mを訪れて、ジャケットやセットアップのパンツを選んでいましたが、やはり、何事にも一途な高岸を変えることはできなかったようですね」（バラエティ番組関係者）

そんな高岸だが、7月にプロ野球独立リーグ、BC栃木のトライアウトに合格し、投手として入団。14日、埼玉武蔵ヒートベアーズ戦でプロ初登板を果たした。結果は、2回52球、3安打5四球、奪三振0、3失点と振るわなかったが、5021人の観客は、“期待通り”の高岸の姿に大いに盛り上がった。

高岸は、2回に先頭打者に左中間超えのホームランを打たれると、マウンド上で「すごい！」と拍手。さらに生還直前には本塁ベースに駆け寄り、「ナイスホームラン！」と声をかけたのである。高岸のチームメイトで、この日「7番・三塁」で先発出場していた“ムネリン”こと、川崎宗則選手（41）は、

「相手がいるから自分たちもプレーできる。そういう意識が薄れていっているのが今の野球界だと思うので、今日の高岸君の『ナイスホームラン』は僕らも見習うべき。すごく感動したひと言だった」

と、賞賛した。

そんな高岸の“素”の部分に疑問を呈したのが、ナイツの塙宣之（44）だ。7月、『ナイツ・ザ・ラジオショー』（ニッポン放送）に出演した塙は、「ニュース見たよ。すごいよ！高岸。やればできる！だよ本当に」と、高岸の決めゼリフを模して称賛したが、その直後、

「『東京ホテイソン』のアレと揉めているからね」

と、高岸とショーゴ（28）が“絶縁状態”になっていると語り出したのだ。その内容とは、

「ショーゴが高岸に、『俺といる時だけは昔の喋り方に戻してくれよ』と、注文したところ、高岸は『何のことを言ってるんだ。俺は昔からこうだよ』と、いつもの口調で返答。ショーゴは『お前とは絶交だ』と、大激怒したというエピソードを語ったのです」（ラジオ番組制作関係者）

そんなショーゴが、絶縁疑惑について重たい口を開いたのが8月5日のことだった。東京ホテイソンの所属する事務所『グレープカンパニー』のYouTubeチャンネル『グレープカンパニーチャンネル』内で『東京ホテイソンのラジオ瓦版』を公開。

ショーゴは4年前くらいの話と前置きした上で、テレビで共演した高岸が急にゆっくりした話し方のキャラになったので「びっくりした」。裏でもその話し方が変わらないため、「普通に喋ろうぜ」と提案したが、それでも変わらなかったため、「どうやって喋ればいいんだろう」と考えてしまい、そこから2年間、疎遠になってしまったという。

ショーゴは、「決して絶縁ではない」と強調した上で、キャラで勝負している高岸に対しては、「すごいリスペクトがあるの。かっこいいなと思って」「すげーなーと思って、ちょっと向き合ってみよう」と思い直し、今ではお互いに普通に会話をしているとし、最後に、

「高岸、あのー無理はするな。辛い時は辛いって言え」

と、エールを送った。

「済美高校の野球部時代の高岸のインタビュー映像が残っていますが、高岸はどちらかというと無表情に近い低いテンションで、淡々と『チームメートを甲子園に連れて行きたい』と語っています。そういう意味では、確かに昔は今のようなキャラではなかったと思いますが、何事も一途に、徹底してやり通す性格はずっと変わりません。おそらく、芸人になって持ちギャグもない中でなんとかキャラ作りをしたときに、今のキャラが時間の経過とともにそのまま“素”になってしまったというのが本当のところだと思います」（芸人仲間）

いずれにしろ、誰もが語るのは、昔から変わらない“素”の高岸は「一途で正直で真面目」だということだ。