紀州のドン・ファン怪死事件 新妻Sさんの暴走が止まらない

日本人を憤激させた悪党2018

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
12月18日、久方ぶりに田辺に姿を見せたSさん。野崎氏の死後は、ほとんどの時間を東京で過ごしている

ベンツで爆走するSさん

和歌山県田辺市内の小高い丘に建つ1棟のビル。ここは、2018年5月24日に怪死した「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏(享年77)が経営していた、酒類販売会社「アプリコ」が入るビルである。

12月18日昼1時過ぎ、この「アプリコ」に、帽子にフードを被った新妻Sさん(22)が、二人の代理人弁護士を引き連れて足早に入っていった。

Sさんといえば、「アプリコ」の経営資金1億円を、野崎氏の遺族に何の相談もなく勝手に引き出していたことが明らかになったばかりだ(本誌11月16日号)。事件以来、滅多に田辺には現れなかった彼女が、なんのために会社を訪れたのか。遺族の一人が、怒りを露(あらわ)に語る。

「この日、Sさんが会社に来たのは『臨時株主総会』のためです。実は、Sさんはいま、『アプリコ』の代表取締役なんです。彼女は一人で株をすべて取得して、代表になってしまった」

「アプリコ」の役員および株主は現在、Sさん一人だけだ。株主総会を開きたければ東京でもできるはず。田辺を訪れた理由は別にあるという。

「株主総会はわずか10分で終了し、会社に関する具体的な話は何もなかったそうです。Sさんはただ単に、クルマが欲しかっただけなんですよ。幸助が所有していたベンツです」(同前)

ベンツも当然、野崎氏の財産であり、相続には遺族との話し合いが必要になるはずだ。だがSさんはそんなことはお構いなし。株主総会が終わると、野崎氏のベンツに我が物顔で乗り込み、高速道路を130〜140km/hほどの速度で爆走し、東京方面へと帰っていった。

相続の話し合いがまったく済んでいない中、暴走を続けるSさんに、遺族の怒りはもはや収まりそうにない。

遺族の代理人である森本紘章弁護士が語る。

「Sさんが『アプリコ』の代表取締役になった経緯には、看過できない点が多すぎる。遺族に無断で株式をすべて取得しただけでなく、二名いた『アプリコ』の取締役にも、何の通達もせず代表取締役に就任している。これは、許されることではありません。このまま勝手な行為を続けるようなら、遺族は徹底的に戦うつもりです」

Sさん側は、遺族の憤りをどう見ているのか。本誌は「株主総会」を終えて「アプリコ」を出たSさんの代理人弁護士を直撃。だが、一切質問に応じることなく、足早に去ってしまった。

Sさんについては、最近になり、こんな情報も飛び交っている。

「膠着(こうちゃく)状態だった怪死事件自体の捜査にも、進展があるようです。というのも、和歌山県警が、『’19年早々にドンファン事件で関係者を逮捕する』と、担当記者に匂わせているんですよ。その情報を聞きつけたメディアは、逮捕に備えていまのうちにSさんら事件の”登場人物たち”の近影を撮っておこうと、続々と田辺に集結しています」(全国紙和歌山県警担当記者)

2018年を賑わせたドン・ファン事件が、再び大きく動き出しそうだ。

結婚が決まる直前、田辺市内で撮った”夫婦”の記念写真。ちなみに、野崎氏の墓はいまだに建っていない
  • 撮影加藤慶

Photo Gallary2

share icon記事をシェアする

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事