レンタルからリメイクへ 「はれのひ」詐欺で日本の成人式に変化が | FRIDAYデジタル

レンタルからリメイクへ 「はれのひ」詐欺で日本の成人式に変化が

日本人を憤激させた悪党2018

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
’18年6月25日、横浜地検へと送検される篠崎元社長。高級車のベンツを乗り回すなど金遣いの荒さで有名だった
’18年6月25日、横浜地検へと送検される篠崎元社長。高級車のベンツを乗り回すなど金遣いの荒さで有名だった

「あの社長のせいで、晴れ着のレンタル業界は散々な目に遭っていますよ。ウチの店も、『おたくは大丈夫なのか?』という問い合わせや、急なキャンセル連絡が殺到し、売り上げは急降下しました」(大手振り袖レンタル店店主)

’18年の成人式直前、貸衣装会社「はれのひ」が突如営業を停止した。6月に詐欺容疑で逮捕された元社長の篠崎洋一郎被告(56)は、12月19日に懲役2年6ヵ月の判決を言い渡され、今は禊(みそぎ)の日々を送っている。

貸衣装業界全体を危機に陥れたこの騒動だが、思わぬ”恩恵”を受けている会社もある。着物のリメイク店が一大ブームとなっているのだ。

「騒動後、振り袖のレンタルに不安を覚えるようになったのか、母親や祖母の着物をリメイクする方が増えています。リメイク専門の弊社では騒動後、売り上げが15%以上アップしました」(「きものやまなか」店主・山中邦彦氏)

レンタルした振り袖ではなく、母親から引き継いだ昔ながらの振り袖で式に出る――。”はれのひ騒動”によって、成人式のあり方自体が変わってきている。

  • 撮影蓮尾真司

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事