ガーシー氏 オンラインサロン4万人も焦らし続ける選挙公約の行方
夏の参院選でNHK党から出馬し、見事に当選を果たした暴露系ユーチューバーのガーシー議員。そんな彼が8月末より月額3980円のオンラインサロンを開設。すでに会員は4万人近くに膨らんでいることを発表した。
「YouTubeのアカウントをBAN(凍結)されたガーシー氏は、8月23日に有料オンラインサロン『GASYLE』を設立。当初はサーバーの不具合などで予定通りに公開できないこともあり、怒りを露わにすることもありました。
現在、新規の募集を打ち止めているのも、サーバーの増強やバグの検証であることを運営側は明かしています。確かに収入も莫大ですが、設備のメンテナンス料もかなり高額でしょうね」(ワイドショー関係者)
そんな中、ガーシー氏はオンラインサロンでのネタを転載しているサイトなどに
《こんど見つけたら 徹底して叩いたる》
と怒りを爆発させている。衝撃的な暴露情報を漏洩されては商売にならないということだろう。運営サイドも
《事務局より弁護士に依頼し徹底的に民事及び刑事告訴などしかるべき法的手段を取らせて頂きます》
と法的手段も辞さない姿勢だ。
確かに許可なく転載、流出させるのは違法行為だろう。ただ、彼は参院選に立候補した際、“47の暴露”を選挙公約に挙げていた。
「ガーシー氏は選挙の際、イニシャルを使い実名を伏せた上で『47個の暴露』をしました。当選すればこれを答え合わせのように実名で暴露すると約束したのです。
しかし、有料サロンだけでの公開では、一部の人しか享受できず、とても公約実現とは言えない。それは彼も分かっているんじゃないですかね」(女性誌記者)
ガーシー氏に投票した有権者にとって、最も期待しているのがこの暴露だろう。それが、月3980円という高額なサロンでしかなされないのであれば、国民の不満は爆発するだろう。
実際にNHK党の立花孝志党首も“公約の暴露がない”場合や“政治の世界に全く関係のない芸能人”ばかりなら、
「ぶっちゃけ、党としてかばいようがない」
と公言している。
「ガーシー氏はサロンで暴露後にインスタグラムやTikTokなどで公開すると言っていました。実際にツイキャスでサッカー日本代表クラスの女性トラブルを暴露しましたが、YouTubeの時のような拡散力はありませんでした。
ですが“公約暴露”のときだけ無料でサロンを開放すれば、それこそサーバーがパンクしてしまう。ガーシー氏としても公約を実現したいけどうまく手段が見つからないという、ジレンマを抱えているのではないでしょうかね」(スポーツ紙記者)
今か今かと、公約暴露を焦らされている有権者たち。だが、もしかしたら最もモヤモヤしているのは、ガーシー氏本人なのかもしれない――。