打率最下位…日ハム清宮「成績急降下のワケと来季の厳しい現実」 | FRIDAYデジタル

打率最下位…日ハム清宮「成績急降下のワケと来季の厳しい現実」

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オールスターゲームでは「きつねダンス」を披露したが……(画像:共同通信社)
オールスターゲームでは「きつねダンス」を披露したが……(画像:共同通信社)

規定打席数に達したパ・リーグの打者の中で唯一、打率が1割台に落ちそうな選手がいる。日本ハムの清宮幸太郎(23)だ(成績は9月11日現在)。

清宮の打率は.202と、ランキング21位でダントツの最下位。20位の西武・外崎修汰(.219)とは、1分以上の差がある。7月中旬までは打率2割台半ばを維持していたが、8月以降急降下となってしまった。原因はなんなのだろうか。

「7月26日に行われたオールスターゲームの第1戦で、広島のエース森下暢仁からサヨナラ本塁打を放ったのが影響しているといわれます。清宮は育ちが良く、調子に乗りやすいタイプ。大舞台で決勝打の活躍をし、自分では意識していなくても、どこか慢心してしまったのかもしれません。実際8月以降は打率1割台前半と、まったく良いところがありませんから。

一方で、一度不振に陥るとなかなか浮上のキッカケをつかめない。性格が穏やかで、口では『必死です』と言いながら、どこか危機感が薄いと感じてしまうんです。新庄剛志監督も不甲斐なさを感じているのでしょう。たびたび『違うんだよなぁ』『もっとガツガツしてもらわないと』と苦言をていしています」(球団関係者)

ダイエット指令にマッチョ化計画も……

新庄監督も、頭が痛いだろう。春先は清宮をクリーンナップで起用。夏場は1、2番に据え、最近では6番に置くなど打順も試行錯誤しているが、ブレイクの兆しは見えない。

「清宮は早稲田実業時代に史上最多の通算111本塁打を放った、甲子園のスターです。来季から新球場に移転することもあり、球団としてはなんとかチームの顔になってもらいたいのでしょう。なるべく試合に出したい意向です。

新庄監督も、十分承知している。ダイエット指令を出したりマッチョ化計画を提案するなど、清宮には目をかけています。しかし、なかなか結果が出ない。ストレスを募らせているのは、間違いないと思います」(同前)

日ハムは1年契約の新庄監督に、来季も続投を要請する方針だとされる。しかし新庄監督は9月4日の楽天戦後、「球団から『来年お願いします』と言われても残り試合、(選手が)成長できないかなと思ったらわからないし」と語り報道陣をけむに巻いた。

「球団に対するアピールだと思います。自分の責任もあるが、選手が成長できていない。オフはしっかり補強してほしいと。伸び悩む清宮をはじめとする、若手選手を念頭に置いての発言でしょう」(スポーツ紙担当記者)

清宮の立場は、想像以上に厳しいようだ。

「7月までに自身初の2ケタ本塁打を記録し『今季はいけるのでは』と周囲を期待させながら、夏場以降に急降下したのは大きなマイナスです。年間通して働けない選手というイメージがついてしまいましたから。残り試合は20ほどしかないので、今季は挽回の機会はないでしょう。

今年1年、選手の様子を見ていた新庄監督はシビアな評価を下すと思います。秋季キャンプでよっぽどアピールしないと、清宮は来季の開幕1軍すら難しい。戦力構想から外れ、トレード要因になってもおかしくありません」(同前)

清宮は来季、プロ入り6年目を迎える。選手としての評価が決まる時期は、すでに訪れているのだ。

  • 写真共同通信社

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